一時帰国したタイミングで忘れ物防止などの目的で実家にApple AirTagを導入した。
AirTag自体はBLEとApple製品のネットワークでタグをつけたモノを探す製品。一家でiPhoneを導入したら、どんどんApple製品に侵食されてきた。
本記事では、AirTagの機能そのものではなく、ハードウエアデザインの細部に関心した点をまとめておく。実際に製品設計の仕事をしていると、こういった細部がキチンとできていることに目が行くのだ。さすが、Designed by Apple in Californiaと書くだけのことがある。真似して、Designed in XXXXと書かれている製品も見たことがあるが、それに見合うクオリティになってるだろうか。
配達
Appleのサイトから直販で買ったのだが(そうするとレーザー刻印をいれてもらえる)、配達からしてAmazonとは異なる。Amazonの配達はデフォルトが置き配。だまってアパートの玄関に置いていくだけ。宅配ロッカーを指定したら、ボックス番号を間違えて荷物ロスト。しかしAppleの宅配は、クロネコヤマトの愛想がよい配達員が届けてくれる。
パッケージの開封
パッケージに感動したのがこの記事を書こうとした主な理由。
ボール紙の箱の組み合わせを苦労しながら分解することはない。
箱の裏面下側に、引っ張ったら切れるビニールテープがあって、それをはがすだけで開封完了。テープの右端は緑色になっていてわかりやすい。
箱を開けたら内側のトレイがあるのだが、それを引っ張り出せるようにツマミがついている。この場合、箱の裏面(細かい文字が書いてある側)が、中の製品の表側になっていることも、開封動作を考えたとき、これが正しい向きである。
初期設定
ここからはよく語られることだが、タグのシールを取り去って電源を入れると、自動で近くのiPhoneにポップアップが上がり、初期設定が開始される。いちいち本体のシリアル番号を入力してペアリングしなければならない、ということはありえない。
ホルダー
タグを鞄などに取り付けるためにホルダーも購入した。公式サイトで売っているBelkinのとApple純正のものをいろいろ。ホルダーも細部までよくできていてよい。BelkinのものApple純正のものを比べると、違いがさらによくわかる。
- タグ挿入部分の下半分は一体化していて上半分からタグを挿入するようになっている。分離型でないので、片方をなくしてしまうことがない。
- スナップの形状は衣類などで一般的な頭が丸い形状ではない。頭がフラットで嵌めたときの見た目を機にした形状になっている。でも、上部の面取り、微妙なテーパーによってスナップとしては適正に動作するようになっている。
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