2020年12月26日土曜日

Snowshoes

昨年できなかった、スノーシュー。例年だとアチコチでレンタルしていたりするのだが、今年はCOVID-19の影響で限られる。Lowry Nature Center, Richardson Nature Centerが$5/2hでレンタルしているので行ってみた。要予約。
https://www.threeriversparks.org/page/winter-equipment-rentals


2020年12月25日金曜日

Privacy Screen

今のアパートは南向きの部屋だ。入居時は目の前は駐車場でミシシッピ川まで良く見渡せたのだが、目の前の駐車場にもアパートが建った。そうなることは想定していたのだが退去までは駐車場だといいな、と希望していたのが違っただけだ。工事中もそうだが、完成して入居者が入りだした。安全やプライバシーの点があるのでカーテン(ロールスクリーン)を一日中下ろしていたのだが、そうすると概日リズムが崩れ、朝起きづらくなる。最近は週に何度もインドとの早朝ミーティングが入ったりして朝にきちんと起きる必要がある。

カーテンを開けて、プライバシースクリーンを貼り、朝日を取り込むことにした。

 
携帯電話の広角レンズで撮ったのだが、樽型収差だけでなくピント面も湾曲しているのがよくわかる。
 

2020年12月24日木曜日

Winter Landscape at Afton State Park

前日に寒波。急激に気温が下がって雪。次の日は気温は低い(-14℃)が快晴。Afton State Parkに写真を撮りに行った。

路面は凍結しているところが多く、けっこう滑る。とにかく安全運転。

装備。下:コアノパンツ+オーバーパンツ。冬用ブーツ、滑り止め。上:アンダー+フリース+冬用ダウン+冬用手袋。サングラスとニットキャップ。上りを歩いていると汗ばむが止まると寒い。手袋なしだと1分ぐらいしかもたない。

カメラはEOS-70D+15-85に偏光フィルタを付けて。 写真はクリックすると拡大される。

 

2020年12月23日水曜日

SNOWPEAKのコーヒードリッパー

外の気温は−20℃。雪が降っている。コロナと気象で家に閉じ込められている状態。

せめて経済を回そうと、コーヒードリッパーを買った。自分へのクリスマスプレゼントというやつだ。

2020年12月17日木曜日

『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』

著者はウイルス免疫学を専門とする医師。日経ビジネス電子版の連載を書籍化したもの。インタビューを描き起こした会話調なので、密度は薄まるが読みやすい。2020年11月までの情報が反映されている。コロナウイルスの基本的なところ、感染予防、からウイルスについてまでわかりやすく解説されている。科学的根拠を基に書かれており、今の世の中で生きていくためには、ぜひ読んでおくべき。Kindle版もあるので紙本が売り切れでも海外でも読むことはできるだろう。

 

 

ウイルスの素性としてはインフルエンザほどの感染力(R0〜2.5ぐらい)。ただし致死率は2%で、約100倍。無症状者も感染させることがある。「風邪やインフルみたいなもので心配する必要はない」という言説は間違いだ。正しく適切に恐れなければならない。

感染自衛策は、栄養と睡眠、手指衛生、咳エチケット、3密を避ける、体調不良時の自宅待機、マスク、換気、水でのうがい。洗ってない手指で目鼻口を触らない。睡眠の大切さも強調されていた。逆に、買ってきた品の清掃や服への付着は、さほど気にしなくてよいそうだ。もちろん、消毒液を空間噴霧しても健康被害なだけで効果はゼロだ。

ワクチンによる集団免疫獲得が収束条件。逆に言えば、ワクチンが出回るまでは、基本的に、これらの接触抑制などの感染対策しかすることがない。

もしかかった場合の治療は抗ウイルス薬と免疫抑制薬(DEX)の組み合わせが主流。抗ウイルス薬で増殖をおさえつつ、過剰な免疫を抑制することで炎症・臓器不全を防ぐ。

新型コロナウイルス向けには核酸ワクチン(mRNAワクチン)が実用化された。一般的なワクチン(不活化ワクチンなど)は、ウイルスのタンパク質を投与することで人体の免疫機構(記憶細胞など)に免疫を獲得させる。核酸ワクチンはウィルスの遺伝子を人体に投与することで人体内部でウイルスのタンパク質を生産し、それに対して免疫が獲得される

免疫機構については『はたらく細胞』がわかりやすい。

核酸ワクチンは10年後ぐらいに実用化されるかと思われていたが急速に開発が進み、今回、初めてヒト向けに承認された。これまでは実績が無く研究していたのがベンチャーなどで、今回の波に乗ってスピード勝負を掛けたのが開発期間短縮の事情。ウイルスを増殖させて作る不活化ワクチンと異なりRNAを合成するだけなので大量生産が可能なのもメリットだ。新しいタイプのワクチンとはいっても、いきなり人体実験というわけではなく、2020年8月ごろから治験がはじまっており、安全性に関しては十分なデータが得られているというのが承認の理由。実際アメリカでは治験募集の広告は多く見かける。金のない若者が大量に応募したのも研究が進んだ理由の一つ(ビオンテックのワクチンで4万例)。また副反応に関してはかなりハードルを下げているという情報もある。

BBCの記事を参照しても、技術的には先行開発が進んでいて、遺伝情報が公開されるのが早かったので、相当早い時期からワクチンが開発され治験が始まっていたことがわかる。そして今回は、ウォーターフォール型ではなくリスクを取った先行投資型で開発が進んだ。

一方で不活化ワクチンの開発も並行して進んでいる。応急処置として新型の核酸ワクチンをポイントを絞って使いつつ、従来型の不活化ワクチン・成分ワクチンを待ったほうが長期的には安心できるという意見もある。

アメリカやイギリスでは大流行してたくさんの死者が出ているので、リスクを知りつつも核酸ワクチンを急速導入している。副反応に対しては保証金など、金で解決。しかし、日本はうまく抑え込めている、副反応に対する拒絶が大きい。よって、状況を分析しながら不活化ワクチン(または安全が実証されたワクチン)を慎重に導入、それまでは接触抑制でなんとか抑えこむ、というのが日本に推奨される対策としての著者の意見だ。

また、筆者は、科学的に誠実な態度として、これらのワクチンは効果はあるだろうが、その効果のほど(感染を抑えるなど)は現時点で不明、と言っている。それと同様に感染抑制についてもよくわかっていないので、「新しい生活様式」も、どの程度がいいかはやって行きながら、適切なレベルに調整することが必要。現時点で明確な答えはない。科学者は、わからないことはわからない、と言う。逆に言えば、断言は信用ならない。

だいぶ普及してきた考え方だとは思うが、検査して陰性だったからといって安心できない、という点にもページを割いて触れられている。PCR検査は事前確率が高い群に対して行うのが有効だ。こういった、専門的な見地からは答え出ている事柄に対しても「オレ理論」を展開する素人は多い。デタラメを分別するツールになる。日本でもポピュリズムで「敵」を作ったり「安心」に訴えるといった感情重視・論理軽視の動きが増えてきた。今後も注意が必要だ。

 

2020年12月13日日曜日

『一般気象学』

大学教養レベルの気象入門テキストとして書かれている。教科書にしては語り口がわかりやすく、この分野では広く読まれている名著。高校レベルの物理法則から丁寧に論理と計算を展開し、飛躍なしに気象に関する結論を導いている。結果だけを示されたときに「なぜ?」と感じる疑問が解決するのは心地よい。例えば、なぜ地球にだけ水があるのか?という疑問を理解したいと思うだろうか。

このような論理展開が好きな方は『光の鉛筆』シリーズも気に入ると思う。


 

 

前半では、気象の源となる大気の取り扱い方法を丁寧に解説している。例えば、湿潤断熱減率などだ。大気は膨張する気体で水蒸気を含むので、温度・圧力・湿度などは高度によって様々に変わる。そこで温位や混合比(絶対湿度)などの概念が導入される。それらのパラメータをとおして大気の状態はより見通しよく理解される。ここまでの知識で下層に湿潤大気が流れこむと対流不安定が生じ豪雨となることが理解できる。

後半ではメソスケールの実際の気象現象(集中豪雨や台風)や成層圏での大気の動き、地球温暖化などの気候変動についても解説されている。

 

 

 

2020年12月8日火曜日

Podcast始めました

アメリカでは車での移動が多く、移動中に音楽を聞くこともあるがポッドキャストを聞くこともある。

ポッドキャストとは、ラジオのトーク番組みたいなのをスマホのアプリから聞くものである。

中学生・高校生のころはラジオの深夜放送を聞いていたり、結婚後は朝の時間帯にテレビではなくラジオ(FM802)を聞いていたりとラジオのフォーマットには馴染みがある。そういえば、中高時代、BCLという海外短波放送を聞く趣味を行っていたりもした。アメリカのラジオは英語なので、今はポッドキャストを聞くことが多い。

コロナのせいで旅行や飲み会をすることができなくなり、日本への一時帰国も制限があり時間もある。ポッドキャストの収録にトライしてみた。

 

↓音が出ます


 

自転車を始めた友人をゲストに、初心者Q&Aみたいな内容で話してみた。

下記のウェブサイトだけでなく、Spotify, Apple Podcast, Google Podcastなどから聞くことができる。iPhoneのPodcastアプリで「Minnesota Hoso Kyokai」を検索すると出てくる。サブスクリプション登録、★いただけるとありがたいです。

https://anchor.fm/nobuhiro-kondo

 

コンテンツ自体は配信サイトの方を見ていただくとして、ここではその舞台裏を説明しよう。