2022年3月6日日曜日

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

『火星の人』を書いたアンディ・ウィアーによる宇宙モノのSF。ネットでも絶賛されていたので、これは買わねば、と。そろそろネタバレ解禁みたいな雰囲気になっているので、気になる方は早目に読みましょう。

初版はオビで盛大にネタバレしているが、主人公が記憶が無い状態から物語が始まるので、事前情報無しで読み始めたほうが面白いと思う。

 


前評判どおりとても面白い。雪の週末に一気読み。

『火星の人』同様に、語り口が軽快でユーモアが豊富、構成もわかりやすい。次から次にトラブルと新発見が登場するが科学と考えぬく精神力で解決していく。最後の終わり方も似た感じになるので、安心して読み進めて欲しい。いろいろな伏線もきちんと回収していく。 映画化も期待。

ハードSFは現実世界に虚構を持ち込んで物語を構築する。本物語の中にもたくさんの現実が登場する。それらを調べながら読み進めていくことも面白い。

 

 

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