2022年3月1日火曜日

ワクチン接種デジタル証明書

日本への入国時、3回ワクチン接種していれば隔離が不要となる。地域によっては、レストランに入るときにワクチン接種証明が求められるかもしれない(最近はそういうこともなくなってきたが)。

アメリカの場合、正式な書類はCDCカードだ。しかし、紙だし持ち歩きにくいし無くしてしまう恐れもある。コピーを取っておくこと、写真を撮ってスマホに保管しておくことは必要だろう。それ以外の電子的な証明書はないだろうか。

ミネソタでの執筆時点(2022年2月末)での現状を説明する。

 

 

 

 

Docket

ミネソタにはMIICという電子的免疫記録システムがある。Docketというアプリで、MIICにアクセスして、自分の接種記録(COVID-19だけでなく、インフルとかMMRとかも)を参照することができる。

  1. App Store からDocketをダウンロードしてインストールする。
  2. 個人情報を登録して、自分の記録を検索する。
  3. たいていの場合、情報が登録されていないので、個人情報を登録して、情報検索依頼を行う。
  4. 数日で、記録が登録され、アプリ上で参照できる。PDFもダウンロードできるようになっている。
アプリ上で参照できるのはとても便利。PDFなのでオフラインも対応している。しかし、この情報がApple Walletに入ってくれると楽なのだが、現状、そうはなっていない。Apple Walletに接種情報を登録するには2Dバーコード(SMART Health規格)が必要らしいのだ。そして、DocketはミネソタではSMART Healthをサポートしていない(ユタとニュージャージでDocketがSMART Healthをサポートしている)。

注意しなければならないのが、(現状)、日本に入国するためのワクチン接種エビデンスとしては、CDCカードのみ認められていてDocketは認められてないということ。

 



SMART Health

広く使われている共通規格で、日本のデジタル接種証明書もSMART Health準拠。2Dバーコードが表示されているので、Apple Walletにも取り込み可能。

いくつかの州が発行するデジタル接種証明書はSMART Health形式だが、残念ながらミネソタはSMART Health形式ではない。保険によっては、そちらがSMART Healthの2Dバーコードを発行してくれる場合もある。その場合はApple Walletにも取り込み可能だろう。 

SMART Healthプロバイダ一覧






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