例年、感謝祭の前後は寒いけど雪が積もっていないことが多い。今年はその前に冷え込んで雪も降ったので都市部でもすっかり雪景色。近くのFort Snelling, 南西部のBlue Moundsの州立公園に行ってきた。毎年感謝祭の次の金曜日は州立公園の無料開放日でもある。南西部は暖かく、冬景色とはいかなかったが、公園を象徴するガケの景観。
Fort Snelling State Park
ミシシッピ川とミネソタ川が合流する地点、セントポールとミネアポリスの中間部にある。もっとも都心部にある州立公園。川に突き出たパイクアイランドという島を歩く。崖の上にはFort Snellingという古い要塞跡もある。毎年冬に行っているが、シカ、キツツキ、イーグルがよく見られる。
フォートスネリング |
まだミシシッピ川は凍っていない |
カージナル(コウカンチョウ:紅冠鳥) スポーツのチーム名などにもあるポピュラーな鳥 |
Blue Mounds State Park
ミネソタの南西の端にある。断崖の地形でクライマーには知られる。また、一度絶滅しかかったバイソンを保護してる公園でもある。バッファロー(水牛)の仲間はアフリカスイギュウとアジアスイギュウがいるが、アメリカに野生のバッファローは居ない。アメリカにいるのはアメリカバイソン(野牛)だが、習慣的にバッファローと言われている。周囲はステップ気候でプレーリーが広がる。
セントポールからは車で3時間ぐらい。よく晴れてドライブ日和。感謝祭の次の金曜日は無料開放日。晴れた空と赤い断崖のコントラスト。EOS70Dに偏光フィルタを付けて青空を強調し、風景モードで色合いを強調すると、すこし嘘っぽいぐらいの写真になる。
偏光フィルタは光の特定の振動面のみを通過し、それと直行する方向の振動面の光をカットするフィルタ。例えば水面などの反射は水平方向の振動面が支配的になっているので、偏光フィルタを使うと、水面の反射を強調したりカットしたりできる。葉っぱや岩の表面での反射(テカリ)も同様に偏光している。しかし、葉っぱの緑色などは、葉の内側にある葉緑素のもので偏光していない。つまり、テカリを偏光フィルタでカットすれば、つまりモノの本来の色が強調される。
青空は、宇宙の色+空気中の分子によって太陽光の青色が散乱されたものの混合。このうち、空気中の分子による散乱(レイリー散乱)は、分子の側面から入射する光に対して偏光している。偏光フィルタで、レイリー散乱成分をカットすれば、青成分が除去されて、より深みがある空色に写る。よく見れば太陽からの入射角によって偏光が異なり、方向によってフィルタの効き具合が違うこともわかる。高山で空の色が深くなるのもレイリー散乱をする空気の層が薄くなるから。
断崖の上は草原。土壌が浅く畑には向いていない→バイソンを放している |
ガケの下は川や堆積した土壌があり、畑となっている |
昼食は、『ゆるキャン』でおなじみの煮込みパスタ。オリーブオイルで具材を炒め、水を投入して沸かし、半分に折った早ゆでパスタ(ダイソーの大メスティンにピッタリ)とスープに素を投入。牛乳を入れて出来上がり。すぐできるしゴミも少ない。
日本でもらってきた高級飲むヨーグルトの小さいボトルがキャンプでの液体運搬にピッタリ。
バイソンは野生でウロウロしているというより、保護・飼われているという感じで、餌場の周りで食事中。
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