2023年6月18日日曜日

ミネソタの夏は野外で夕食

Instagramのショート動画をめくっていると「ミネアポリスで行っておくべきテラスレストラン5つ」みたいなものが時々出てくる。ミネソタの夏はカラッとしていて気持ち良く、夕方の時間も長い。テラスレストランが流行るのも理解できる。しかし、そういったオシャレスポットは分不相応な気がする。屋内席はウォークインで入れるけれどテラス席や予約、というところも多い。

ウェブ連載『ぱられるシンギュラリティ』でも遊山箱や野燗炉といった日本風アウトドアが紹介されていて、気軽な外飯は良いものである。アメリカ風と比較して、日本風は箱庭的ミニマリズムが美しい。UL的でもある。

前振りが長くなってしまったが、金曜日の夕方は、日本とも会議が無い(日本は土曜日)、アメリカ人の社員はWork From Homeか来ても昼過ぎに帰る、翌日の弁当を作らなくて良い。クッカーを車に積んでおいて、近くのステート・パークに行って、夕景を眺めながら外食することにした。

 


 

 


場所は近くのAfton State Park。キャンプ道具はレジカゴに入っているので、それごと車に積んで。食材はクーラーバッグと水くみバケツに。

 

実際に使うものと材料を展開するとこんな感じ。左の方から、マルタイ棒ラーメン(1束)+粉末スープ、鰹節、すりごま、Fultonのグロウラー、冷凍してあった肉味噌、保冷缶ホルダー、家で調整してきた香味油、花椒ミル(現地で擦りたい)、ドレッシング、小さいツナ缶、アボカド、生ハム、水、シェラカップセット、Optimusのクッカーセット、メスティンセット、ウェットティッシュ、まな板、ナイフ(Spyderco Endura 4:ZDP-169)。


アボカド、生ハムを切ってシェラカップに混ぜてゴマドレッシングをかけて付け出し。あとでツナ缶を追加投入する。このツナ缶はKowalski'sで買ってきたのだがプラスチックカップでゴミが処理しやすく、手で開けられて先割れスプーンも付いている。外飯に最適。

ステートパークにはピクニックテーブルがあちこちに常設してあるのだが、今回は練習も兼ねて、ローチェアー+ローテーブルをメインに使ってみる。もたれられる椅子は疲れが取れる、とのことなので。アマゾンで買ったジェネリック・ヘリノックス。立ち上がるのにバランス感覚が必要。

グロウラーからビールを注いで、まずは一杯。箸はダイソー。箸置きはコルクの自作。

先日のFulton Gran FondoのイベントでもらったグロウラーはFultonのタップルームに行けば10%オフで詰めてくれる。わりとお得。

このサーモスの保冷カップは350ml(12oz)缶がすっぽりと入るし、直接入れても良い。保冷だけでなく保温も可能なので朝は味噌汁など。リッド(呑み口付きの蓋)もついているので、最後はコーヒーを淹れて、車の中で飲みながら、とマルチに使えるのが良い。

 


メインは担々麺。棒ラーメンを硬めに茹でて水を切る。お湯に粉末スープ、合わせ香味油(食べる辣油、ラー油、豆板醤、花椒油)、肉味噌、すりごまを混ぜてスープを作る。鰹節を砕いてかけて、仕上げに花椒を擦れば出来上がり。

反省点として、麺系は伸びるのでガツガツ食べてしまう。のんびり食べたい時には向かない。また、250gのOD缶を地面に直起きのストーブでは多少安定が悪い。スタビライザー(脚)があったほうがいい。 


ロースタイルだと地面に近い分だけ、より蚊がよってきやすい。調理するとさらに。虫除けをしっかりしておくことが必要。

 

 

サラダにツナを追加投入して、ゆっくりと食べてから帰宅。

片付けは水で濯いで(最後は飲む)ウェットティッシュで拭って完了。テフロン加工は掃除・片付けが容易なのが良い。

 

 

 

2 件のコメント:

  1. 箸置きを忘れない魂に感激しました。いつか帰国されたらどこかの公園で一杯やりましょう。

    返信削除
    返信
    1. 帰国時にぜひお願いします。
      公園で一杯というのも実に日本的なもので、街中の公園での飲酒は、ほとんどの州で違法なのです。訪日観光客が歩きながら缶ビール飲んで喜んでいるのもソレです。
      山小屋バイト、面白そうですね。星見もするので、そちらにも行ってみたいです。

      削除