2019年2月18日月曜日

Ice Fishing

日本でも、氷上でワカサギ釣りなどが楽しまれている。
ミネソタでも、Ice Fishing と言って、冬期に凍った湖や川に穴を開けて釣りを楽しむことが行われている。
釣具屋では、竿などの他に、ドリルやシャック(小屋)もたくさん売っていて、盛んなことがよくわかる。

狙いや仕掛けによっては、パイクなどの大物が釣れるが、初心者でもブルーギルなら簡単に釣れる。

友人がレンタルシャックを手配してくれたので行ってきた。






場所は、セント・ポールからは、Lake Minnetonka のさらに西にある Lake Wakonia の In Town Marina というショップ。

ちょっと大きめの小屋の場合、穴が6個開いていて、休日なら 6時間(9:00-15:00)で$160。
小屋の中は暖房が効いていて温かい。上着不要なぐらい。

店で手続きをして、車で氷上を走って小屋に行く。

ちなみに、氷上を走る場合は、シートベルトを「してはいけない」。氷が割れて落ちた時に素早く脱出できるように。

餌もショップで売っている。大物狙いの場合はミノーという小魚の生き餌を使うが、ブルーギルの場合は、Wax Worm という白いイモムシで十分である。

釣具もレンタル($5ぐらい)しているが、イマイチなのと、買っても安い($20ぐらい)。私は買っていった。




仕掛け

竿: 50cmぐらいのIce Fishing 竿。ブルーギル狙いの場合は、穂先が柔らかい方が感度が高くてオススメである。
ただし、あまりいい竿がない場合は、穂先につける、Spring Bobber という針金(bobber は浮きという意味)をつけるとアタリが取りやすい。我々が行ったシーズンの Lake Wakonia は透明度が高く水底まで見通せたので、浮きや脈釣りではなく、上から目で見てアワセたので、結果的には Spring Bobber も不要だった。

リール: なんか小さいスピニングリール。竿とセットで。

糸: 3lb tested ぐらい。

針: 一番小さいジグヘッド。

糸にジグヘッドを直接結びつけて、餌を刺して投入。オモリは軽い方が餌の動きが良い。ジグヘッドの自重で十分。

上からフワフワ落としていって、魚が寄ってきて、食べた瞬間を目で見て合わせる。釣れる。
魚が寄ってこない場合は、持ち上げて、またフワフワ落とす。

アタリは殆ど無いので、目でよく見ておく。たまに放置しておくと、餌を飲み込まれている。

釣り上げたら、針から外して、小屋の外の雪に突っ込んでおけば1分ぐらいで冷凍される。
暴れるとヌメリを出すので、できるだけ手早く処理するのがコツだ。


4人で行って、大小あわせて16匹ぐらい釣れた。食べられそうな大きさの4匹を持って帰って食べる。
釣れる時は連続して釣れるが、来ない時はヒマだ。おやつなどを持って行って楽しもう。




調理

日本では侵略的外来魚のイメージしかないが、北米では原産地で人々に親しまれている魚である。英名は Sun fishであるが、Pan fish とも言う。フライパンサイズの魚という意味。

白身なので煮付けにしても食べれるが、骨が強く、皮、ウロコ、ヒレの棘も強力なので、まるまる煮てしまうと、棘だらけになる。今回は、小さかったが、無理やり3枚に下ろして、皮も引いいて、ムニエルにした。

体高が高いが身は平べったいので、3枚に下ろすと食べるところは少しだ。
頭と内臓を取って3枚に下ろすのは簡単。とくに、腹骨がゴツい。
皮も固いので、むしろ簡単に引ける。しかし、可食部は極わずか。

生臭いので、酒に15分ほど漬けたあと、塩を振って、さらにキッチンペーパーで拭き取る。

ミリンと醤油に漬け込んで味付け。

コーンスターチを振りかけて、150度ぐらいで中までしっかり揚げる。
揚げるとさらに臭みが出てきたので、二度目は高温のバターで揚げてごまかす。

ほとんど臭みがなく、おいしく食べることができた。



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