『大きな森の小さな家』で始まる、シリーズもののアメリカ開拓物語がある。舞台はウィスコンシンからサウスダコタ一帯。日本でもテレビドラマで『大草原の小さな家』シリーズが放送された。アメリカ開拓時代の、著者・ローラ・インガルス・ワイルダーの実体験を元にした自伝であり、日本でも愛読者が多い。
妻・娘が愛読者であることもあり、関連博物館を訪問した。
関連する土地にいくつか博物館があるが、セント・ポール近郊のペピン湖の畔にも1件ある。作者が生まれた地がペピン近郊の森の中の小屋『大きな森の小さな家』という縁だ。小屋のレプリカもある。
https://www.lauraingallspepin.com/
ちょうど、今シーズンは 5月1日からオープン(冬期閉鎖)。セント・ポールから車で1時間20分ぐらい。
博物館とはいっても、小さな一戸建て程度。ただし、中身は関連する展示物が豊富で、愛読者ならば楽しめると思う。物語中に出てきたモノが、実際に受け継がれてきたモノとして展示されている。例えば、父が引いていたバイオリン・豚の膀胱で作った風船、父が読んでいた緑の本、当時使われていた猟銃を手入れするための道具、など。
車で15分ほど行ったところに、著者の生家のログハウスがある。これはレプリカだ。物語の中では大きな森の中の丸木小屋だったが、現在の周囲には森が無く、一面は畑だ。しかし、間取りやドアの鍵のギミックなどは正確に再現されている。
ある種の「聖地巡礼」ツアーとしては満足できるものであろう。
過去の読書記録はこちら
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