2020年1月26日日曜日

Cross country ski

ミネソタは寒い。冬は雪に覆われる。しかしセント・ポール近郊は地形的に起伏が少ない。
何箇所かダウンヒルのスキー場もあるが、クロスカントリースキーも盛んに行われている。

トライしてみた。







場所


State park, regional park, ゴルフ場などは、冬の間、雪に覆われると圧雪してクロスカントリーのゲレンデになる。今回は、ミネアポリス近郊の Theodor Wirth Regional Park に行ってみた。クロスカントリーのゲレンデがあるだけでなく、レンタルも同じ場所でやっていて便利である。公園中央部の Trail head に行って、道具を借りて、チケットを買う。朝0700からオープンしているので、0900までには着くことをおすすめする。昼ぐらいになるとかなり混む。レンタルは、とりあえず Basic Classic Package でいいだろう。ただ、スキー板のエッジが効いていなくて下りなどで苦労したので、Advancedにして、すこし良い板を借りるのもいいと思う。チケットは、All access と Natural snow ski pass がある。とりあえず楽しむ分には Natural snow pass で十分だろう。

今回は経験者の人と一緒にいったのでいろいろと教えてもらいながら。


道具


クロスカントリースキーの板は細長くて、クラッシックの場合は裏にウロコみたいなのが付いている。これで、スキー板は前には進むが後側にはトラクションが掛かるのだ。ウロコの滑りとトラクションのかかりが重要なので、身長ではなく体重に応じて板を選ぶ。ブーツは柔らかく、ビンディングはつま先のみが固定されて、踵はフリーである。これで歩くように滑るのだ。クラッシクの場合は、基本的にはトレールの脇にレールといって2本の滑り跡があり、そこに並行にスキーを置いて、歩くように脚を動かしてたどっていくのが基本となる。トレールは幅広くなっていって、板を八の時にしてシャーッと高速で滑っていく人も多いが、それはスケーティングといって、板の種類からして違うみたいだ。


滑り方


滑り方は、両足を並行にしてポールを手で漕ぎながら進む(ダブルポール)と、片足づつ脚で蹴って歩くように滑る(ダイアゴナル)の滑り方がある。最初のうちは腕の力を使うので疲れるが、ダブルポールの方が安定しているように感じた。慣れてきたら、ダイアゴナル走法にしたほうが脚の力を使えるので楽だ。蹴っている方の脚ではなく滑っている方の脚にきちんと重心を加えるのが肝要のようだ。

1日試しただけなので、テクニック面はまだまだ。

けっこうな全身運動なので、汗だくになる。

https://crosscountryskitechnique.com/classic-skiing/

ウエア

今回は、下は、Finetrack  コアノパンツ。上は長袖アンダー+フリース+ダウンジャケット。それにフリース帽子とサングラス、手袋。
Finetrack コアノパンツは非常に快適。蒸れないし寒くない。マイナス10℃の登山活動に使えるという触れ込みは伊達ではない。撥水性があるのでコケても平気。
上は厚すぎた。冬期自転車装束(汗抜け)+コケた時の防水用ジャケットぐらいの組み合わせで十分だと思う。
手袋は、シールスキンを冬用に買ってあるのだが、中まで汗だくになってしまった。

Utepils

2/16追記。
Teodore Width Park の近くに Utepils という Brewery がある。じつはトレイルがうまくつながっていて、Parkのコースから Fatbike や XC ski で立ち寄ることができるのだ。
XC で行くには、Hwy 55を南に超えたあたり、左手にヤブの中に踏み跡が付いている。そこを線路沿いに一直線に行くと Utepils のすぐ近くまで XC ski で行くことができる。このルートはオフィシャルでは無いが、XC ski だけでなく Fatbike や snowshow、犬の踏み跡もしっかり付いていて、知る人ぞしるコースなのだろう。

Utepils は全体的にすっきりした味わいでわりと好きな醸造所だ。

Teodore Wirth Park でスキーをレンタルする時に、ID またはカードを預けなければならない。私はうっかり ID を預けてしまったが、Utepils では顔(年齢)認証で、ID 不要でビールが買えた。該当しそうな人は注意しましょう。




2 件のコメント:

  1. ローラーおとこ2020年2月14日 1:57

    日本の暖冬はいよいよ深刻で、雪遊びのできる本州の南限(?)がドンドン上がっていく印象です。

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    1. アニキ、ご無沙汰しております。
      クロスカントリースキー、どちらかというとトレランに近い感じのハードな運動です。当地は冬の間は0℃を超えない感じで先日は-25℃でした。でも山はほとんどありません。

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