2020年5月3日日曜日

『限界は何が決めるのか?』

原書タイトル『ENDURE』のほうが親しまれていると思う。
持久系アスリート(趣味ではなく競技として目指している人)がの限界を決めているのは何か?ということを探求している。科学的な生化学などの理論もあるのだが、本書の主な関心は脳の働きに向かっている。脳が体にブレーキをかけているから記録が出ない。脳をハックすれば肉体の限界を引き出して記録を向上させることができる。


 https://www.amazon.co.jp/dp/4813279759
 
もちろん、科学的なトレーニングは大切だ。運動生理学、エネルギー補給、クリティカルパワー、などなど。一般人レベルから競技者としてやっていくレベルになるにはそれらの基礎的な科学的トレーニングは有効だし、運動能力を確実に向上させる。しかし、それらのトレーニングはライバルも実施している。限界を突破するには脳に働きかけなければならない。カフェインの摂取からはじまり、砂糖水を口に含んで吐き出す、脳を意図的に披露させる、脳への電気刺激、プラセボ、自己暗示など。

まだまだ、脳にはわかっていないことが多い。



過去の読書記録はこちら
https://cold-darkstar.blogspot.com/search/label/%E6%9C%AC
https://booklog.jp/users/nkon
http://park11.wakwak.com/~nkon/misc/book/

0 件のコメント:

コメントを投稿