料理の本ではなく地学の本。著者は地質学者で、プレートテクトニクスや火山・大陸の生成を専門としている。和食の素材が日本の地形とどのように関係していて、その地形がどのように生成されているかを12のテーマに合わせて解説している。日本列島がなぜ今のような形に作られたのか、その成因がわかりやすく解説されている。
地質の話だけでなく、その日本の地形がどのような風土や食材を産み、どのような料理になるのかという話、食材の旨味が生成される生化学の話、それらを活かす料理人の技術の話も興味深い。そして、その料理の描写がとても美味しそう。
以前に読んだ『なぜ地球だけに陸と海があるのか』と同じ著者。こちらも面白かった。
過去の読書記録はこちら
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