友人からの推薦、新書。遅延したフライトの待ち時間で一気読み。
本書の冒頭にかかれているように、失敗から学ぶ。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。貴重なビジネス系の失敗学。筆者自身はTDKで当事者として記録メディアの撤退を経験。また、筆者の父からシャープの話を聞き取っていて、非常に具体的だ。当然、日本の現状は「日本すごい」「日本ダメポ」のような単純な話ではなく、複合的な要因なのだが、この40年の日本と世界の政治と経済の動きを振り返り、悪かったところを反省し良かったところに光を当てる。全体を通して目新しい意見ではないが、あらためて真摯に受け止めて、自分の考え方や行動を見直していくきっかけとなる。
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マイナンバーカード問題、セキュリティ漏洩、優勝旗紛失(笑)など、旧弊社がかつてないほどの問題を抱え続けていますが、エンジニア魂を思い出して、電気産業を牽引していた頃のように復活してほしいと、遠くから願うばかりです。
返信削除マイナンバーカード不具合、当事者だったなら胃が何個あっても足りないと思います。担当者に責を負わせるのではなく、そこから学んで全体の仕組みとして改善していかなければなりませんね。
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