2023年11月5日日曜日

冬キャンプ・燗銅壺

11/5から冬時間(Daylight Saving Timeの終了)。紅葉のシーズンも終わり、先週には初雪だった。季節的にも冬。

今年は一度も燗銅壺を使っていなかったので、キャンプに行ってきた。

 

 

 

場所はミネソタ南部のWhitewater State Park。この時期、ハンターデイなどもあるので公園の案内に注意が必要。紅葉は終わっていて、キャンプ場の人影もまばら。


 

椅子とテーブルを出し、ツナとアボカドのサラダでのんびりする。この日の酒はTotal Wineで買ってきたオレゴン産の純米吟醸。熱燗に合いそうな味わい。


日が落ちると寒くなるので、夕方から焚き火をして食事。

塊の牛肉を焼く。低温調理などの下準備をせずに、生の塊をホットサンド・メーカーで挟んで焚き火で焼く。いい感じの火の入り具合。仕上げは、卓上コンロの鉄板で温めつつ焦げ目をつける。コンロの下にはアルミホイルと100均で買ってきたグラスファイバーの耐熱シートを敷く。




 

ソーセージと豚肉も焼く。焼鳥だとネギと合わせるが、豚肉は玉ねぎと合わせるのが良い。串は、カクテル用のもの。ホールフーズではチキンなどの健康的なソーセージ、合成肉のソーセージなどが多く、豚肉で皮がパリッとしたやつは、よく探さないといけない。


 

燗銅壺とは卓上コンロで焼き鳥を焼きつつ、熱燗もできるという、江戸時代に発明されたアウトドア道具。骨董品だけでなく現代版も売られている。笑'sのメタル賽銭箱ことB6くんにアタッチメントをつけたものを使っている。焚き火で豆炭を熾してコンロに投入。アメリカの豆炭は質がわるく、灰がたくさん出るので、ときどき掃除して空気の流れを維持してやる必要がある。焼鳥はネギマが良いのだが、アメリカでは良い白ネギが入手しづらいのが問題。




 

基本的には塩コショウで味付けすれば良いのだが、味変として「ゆかり」が万能的に使える。すき焼きの割り下を使ってタレ焼きを作ってみたが、本物のタレに比べて薄い。工夫が必要だ。




暗くなってきたら、明かりを灯す。ソーラーランタンを自撮り棒(3脚モードにする)にぶら下げる。寒くなってきたらテント内に移動し、パソコンを眺めたり。

今回は燗銅壺がメインだったのでカメラを持ってこなかったが、スマホでもけっこう写る。というか、アンドロメダ銀河や天の川銀河も写っている。iPhoneをブレないように机などに固定すれば、内蔵加速度センサがそれを検知し、最長29秒までナイトモードの露出が伸びる。朝方、オーロラが出ていたようだがそれは見れず。 


やはり、これをデジイチで撮りなおしたいね。

秋の夜空

秋の夜空は、ギリシャ神話が有名だが、カシオペアからたどるとわかりやすい。北の空にカシオペア。北極星と反対方向に視線をうつすとペガサスの四辺形。ひとつの頂点はアルフェラッツといって、アンドロメダの頭の星。そこから2列で星が繋がり、左側の列の更に左側にアンドロメダ銀河。アンドロメダ座の反対側にはさんかく座のM33。カシオペアには、はくちょう座からつながる天の川が流れている。天の川をさらにたどるとペルセウス座。α星のまわりの星団は細かい星がキラキラとしていて美しい。


寝袋は Outdoor Vitals という新興メーカーの15F(-9.4℃)対応品。中華エアーマット、SeaToSummitのエア枕、SOLのEscape Bivvy(1〜2℃のブースト効果があると言われている)。実測テント内気温0℃の環境で十分就寝可能だった。エアーマットの空気が抜けて背中が寒くて、夜中に一度起きて空気を入れ直した。予備でダウンジャケット、ダウンパンツを持っていったがそれらは不使用。Escape BivvyはBreathableと書いてあったがけっこう結露する。





朝食は、米0.5号をクッカーの蓋と固形燃料で炊飯。ホットサンドメーカーでソーセージと目玉焼き。アルコールストーブで湯を沸かして缶クーラーでインスタント味噌汁。その後、豆を挽いてコーヒーを作り、缶クーラーで保温しつつ、帰りの道中で飲む。

 



 

 

 

 


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