2024年8月3日土曜日

Superior Hiking Trail

 いろいろテストも兼ねて、ハイキング+バックパックキャンプでスペリオル湖北岸に行ってきた。

 





1日目: Cascade River State Park

宿泊だと遠く(北)に行けるので、Cascade River State Parkに。川沿いに北上して、対岸を返ってくる。到着時は霧雨。涼しいのは良い。カメラはリュックに閉まって、日差しがないのでフーディは無しでTシャツでスタート。後半は晴れてきた。

衣類:上はメリノTシャツ、下は山と道5pocket。

リュック:想定装備+水(3.5L)+食料(ベアキャニスターに入っている)+カメラ(本体+15-85+ミニ三脚)で、パックウェイトが15.5kg。重い。もう少し考えなければ。

ファニーパックに行動食、鍵、財布、途中に塗り直す薬(日焼け止め、虫よけ)。

コース

スペリオル湖に注ぐ川沿いのルート。下流はゴルジュ+滝。トレイルはよく整備されていて、ぬかるみもなく歩きやすい。往路は右岸を行く。往路はわりとアップダウンがある。虫も少なくて半袖でもOKだった。橋は下流部分にしかないので、上流に行ったら、5マイル(8km)地点しか渡れない。何箇所か川を渡る。ほとんどは橋がかかっていたが、一箇所、渡渉的な部分があったが、石が並んでいたので濡れずに渡れた。往路はトレッキング無し、復路は使用して差を確かめる。



渡渉ポイント。石伝いに濡れずに渡れる


 

折り返し地点のトレイルヘッドで昼食。 出だしは霧雨で20℃ぐらいだったが、昼頃には30℃ぐらいに気温が上がる。暑くてあまり食欲がなく、フォー(200kcal)に乾燥野菜を入れたもの。本来であれば、フォー2袋または札幌一番で400kcalぐらい食べておくべき。必要であればテントのグランドシートを敷いて荷物を展開。尻マットは無しでベアキャニスターに座ればOK。




復路はアップダウンが少なく、わりと単調だが、下流のステートパーク無いではトレイルが複雑で正規トレイル以外の枝道も多いので道迷いに注意。


道迷いポイント。左が正解

カスケードリバー。橋をぬけるとすぐスペリオル湖

 



 

宿泊: Split-rock lighthouse state park

移動。この時期、スルーハイクに挑戦しいる人が多いのだろうか、ヒッチハイクをしている人を度々見かけた。

宿泊はSplit-rock lighthouse state parkのバックパックキャンプ。ここはカートインのキャンプサイトもあるが、レイクビューで空も開けているので人気。夏は湖水浴の家族連れも多い。駐車場にシャワーもある。バックパックサイトは2kmほどあるく。各サイトに食料庫とトイレがついている。ピクニックテーブルは半分サイズ。道中の展望台が良い景色。無理すれば湖に降りることもできそう。





夕食は袋ラーメン。その後、ウィスキーと柿の種。水辺に近いからか、けっこう蚊がいる。夜中に星を撮る。今回は15-58。画角を広げられるのは良いが、F3.5と暗いので写りがイマイチ。人工衛星が多く飛んでいる。星景写真は色温度の設定に毎回悩む。色温度を下げると空が青くなり、見た目かっこいいのだが、どこか嘘っぽくなってしまう。




EOS 70D EF-S 15-85(15/3.5) 20s ISO8000。色温度を4000Kぐらいにすると空が青くなる

色温度を4300Kぐらいにするとわりと自然。はくちょう座方面、天の川とこと座

朝食はアルファ米と味噌汁。今回は贅沢品としてコーヒーを持ってきた。日本の家の近くにできた、焙煎屋の香り高いやつ。






二日目: Temperance river state park + Carton Peak

Temperance river〜Carton Peakもお気に入りの場所。スタート部はゴルジュ、その後、樹林帯だが尾根っぽくて空が開けている道を通り、Carton Peak+Tofte Peak。さらにBriton Peakのトレイルヘッドまで距離を伸ばすこともできる。

よく晴れて、一日目より暑かったが、とくにCarton - Britonの区間で蚊が多い。日除けと虫よけを兼ねてフーディを被ってみたが暑い。

復路のCarton Peakで昼食。フォー(200kcal)。頂上は風が吹き抜け、日陰は過ごしやすい。


SS 1/8000

SS 1/30


Carton Peakからの展望




 

行動計画

Tahoe cityの夏の最低気温が5℃。服装は、モンベル長袖、モンベルODパンツに、フーディ、ダウン上下を防寒用。寝袋はコンフォート5℃にEscape Vivyを組み合わせ。

過去のデータや、今年のハイキングなどから荷物を背負っていても20kmぐらいまでは十分歩ける。時速4km/hで、5時間。総上昇1000m。ただし、食料は400kcal×3食+行動食。水は現地で補給して濾過すれば大丈夫。

Echo Lake〜Baker Passまでが32.5mi(52km)。これを2泊3日で。追加のBaker Pass〜Tahoe Cityが16.4mi(26km)。下り基調とはいえ、これを1日ではかなり厳しいか。バックアップとしてはBaker Passで終了して下山。

 

装備

ウエア 

メリノTシャツは若干チクチクするが、保温性もあるし汗も吸うし、防臭効果も期待して、これでいいと思う。ボトムは、今回は夏なので山道5pocketだったが、高山ではMontbell ODパンツが適するはず。上着は、虫よけ、日よけも兼ねてAmazon のやすいフーディ(300g)。Karrimorの山シャツ(100g)も買ってSHTで使ってみて、非常に好感触だったのだが、TRTでは虫よけ、日よけ、保温性能を重視したい。頭はSalomonのトレラン帽子(薄くて軽くて汗を吸ってよいのだがメッシュではない。日除け効果は高いが通気性がないので夏は脱いでパタパタしたくなる)とサングラス。別途、雨具がMontbell storm cruiser 上下で479g。だいぶ古くなっているがまだ使えるし、着心地が良い。傘は最近流行っているが、トレッキングポールと重複するし、地域的に雨も少ないので、無くてよいか。

ブーツ 

いつものモンベルの軽量ミッドカット。かなり傷んできているのだが、一応防水。ミッドカットなのも安心感。それでいてそこそこ軽く、異常に足にフィットするので安心。靴下はメリノの厚手があるのだが、汗で湿るし換えを持っていくか悩むところ。

トレッキングポール 

amazonで安く買った、アルミの4本継ぎ。2本で544g。以前、飛行機の機内持ち込みでトレッキングポールを没収されかけたので、とにかく小さくなることだけ考えて選んだ。カーボンなど、もう少し軽いものにしておけばよかったと後悔。しかし、下りの安定感と疲労低減を考えるとダブルポールは必要。

テント 

Naturehikeのcloudup-1。グランドシート(189g)とペグ+ウンコシャベル(166g)を含めて1550g。半自立型。そこそこ軽く、シルナイロンなので小さくなる。3シーズン用で若干インナーの風通しが良すぎる気がするが張り方の工夫で凌ぐ。グランドシートを省くか、とも思うが昼食時の敷物にもなるし悩む。

寝袋 

これまたNaturehikeの850FPダウン、5℃コンフォートで790g。枕はSeaToSummit 58g、マットはNemo インシュレータ482g、パックライナー兼用のEscape Vivy 244g。

追加のダウン保温着(238+229g)は悩むがEscape Viviも雨具もあるし削っていいかも。

リュック 

これしかないBonfus framus 58(900g)。

クッカー 

Maplewoodのヒートエクスチェンジャー付きアルミ600ml, Soto Wind-master+3本ゴトク, Wildo fold-a-cup, HMG クージー,モンベルのプラスチックの箸+フォーク,袋飯。615g。これについては何の不満もなく運用できた。完成といっていいと思う。

 

LIFEWATERの1L×2 + Evernewの1.5L + sawyer micro squeeze。 二日目は暑かったので行動中に2L消費した。3.5Lは予備を考えたら適切な量かも。ザックの右ショルダーに1L+sawyer microを付け、直飲みするようにすると、sawyerが顔に当たる。いったん浄水して別のボトルに入れたほうがいいように思う。

食料 

ベアキャニスター BV450(3-4日曜:910g)。昼食=フォー、夕食=ラーメン+ウィスキー+カキノタネ、朝食=アルファ米+味噌汁+コーヒー、昼食=フォー。

フォーは200kcalで昼食としては不足。本来2袋食べる予定だったが食欲がなく1袋になってしまった。ラーメンはサッポロ一番の塩が食べやすくて400kcalあるので良い。乾燥野菜も良かった。行動食も持っていったのだが、暑くて食欲がなかったので、行動中にあまり食べれなかったのが反省点。もっと意図的に摂取すべき。食べやすかったのが、ラムネ、カリントウ、羊羹、グミ。カキノタネは行動中には無理。夕食のツマミになった。クリフバーなども行動中には食べづらい。食後のカロリーブーストとして食べていこう。ラーメンに乾燥野菜だけでなくプッチンオリーブオイルをカロリーブーストとして追加するのも試してみるべき。

夕食のツマミとしてスパムとEvernew pantapasを持っていったのだが、耐熱箸を忘れたので出番がなかった。

カメラ 

今回はEOS 70D(928g)+EF-S 15-85(601g)+小型三脚(335g)の装備。一日目はカメラはリュックの中にしまっていたのでスマホで撮影(自撮り棒(170g)は持っていったけど不使用)。夜は晴れていたので星を撮ってみたのだが、15-85はやや力不足。ここは星もそうだし、風景も汎用性よりも解像度を重視してSigma 24/1.4(732g)で行くべきかと。 わざわざ、重いカメラを持っていく理由は美しい風景写真と星景写真。汎用性を重視して15-85で画質に不満が残るよりは、汎用性はスマホにまかせて24/1.4のほうが理にかなっているかと。以前にGlacier National Park に行ったときも、美しい風景に感動して24/1.4をメインで使ったのだ。

衛生系 

エマージェンシーパック(190g)+日常系(日焼け止め、虫よけ、バグネット、トイレットペーパー、水を吸って膨らむタオル)。今回、2日目の午後に汗による股ズレに悩まされたので、ワセリンも持っていくべきだと思った。手ぬぐいで拭けばいいと思っていたが、汗が気になったので、ボディタオル的なものも必要だと思った。

ガジェット

モバイルバッテリー20000mAh(351g)、MS-G4(49g)、GoalZero0(79g)、ランタンシェード、ナイフ、ライター、細挽き、パッチ、充電ケーブル、ボールペン+メモ用紙。

予備の光源としてGoalZeroを持っていくかどうかが悩む。スマホとモバイルバッテリーがあれば十分な気がするが。

出発時のフル装備パックウェイトが15.5kg、帰宅時のパックウェイトが 11.7kg。

 

 

上に書いたものの合計が次のとおり。積算と実測でそう外していないので、検討のベースとしては良いだろう。いわゆる「ベースウェイト」的な計算をすると、ベアキャニスター、トレッキングポール、保温着を削ったら 6kgぐらい。ボチボチではなかろうか。しかし、ベアキャニスター、カメラ、トレッキングポールを足すと8kg。水と食料を足すと15kg。カメラは資金的にα7に買い替えられない。トレッキングポール…悩む。

 

装備





メリノT



5pocket



Montbell ブーツ



サングラス

パック




バックパックBonfus framus 58900900

衣類

1079


Montbell storm cruiser上下479


Montbell travel sunblock unbrella133


down jacket238


down pants229



3124


Naturehike cloud up 11550


Naturehikei 850FP 5℃790


SeaToSummit 枕58


Nemo Insulated482


Escape Vivy244



1525


BV450910


Cocker520


HMG coosee95

カメラ

2165


EOS 70D928


Sigma 24/1.4732


三脚335


自撮り棒170

その他

1441


トレッキングポール544


エマージェンシー190


ガジェット707

食材

5000


3500


食料概算1500
Essential


8069
Total


15234

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2 件のコメント:

  1. それ単体でも相当重量がありそうに見えるコンデジを持つハイカー、いつも凄いと思ってみています。ところで、そちらでのモンベルブーツの評判どうですか?自分もコスパ含めて愛用してます。(デザインに目をつむるとして)

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    1. 前にカヌー旅に行ったときはカメラ無しでした。まだ悩んでいます。モンベルのブーツは日本で買ったのでアメリカでは見かけません。Salomonが意外と日本人の足に合います。トレラン靴はAltraなのですが、それも快適ですね。

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