2020年7月12日日曜日

NEOWISE Commet

NEOWISE 彗星(C/2020 F3)が見頃だ。あまり準備していなかったのだが(だから?)予想を上回る増光で素晴らしい光景を見せてくれる。これぐらいの彗星が見れるのは10年に一度ぐらいとのこと。私の経験では、前回は1997年のHale Bopp彗星、その前は1986年のHalley彗星(百武彗星は見ていない)。
7月上旬は明け方北東の空低くに見られるので早起きしてAfton State Park(閉まっているけどゲートの前で観望)に行って来た。



EOS 70D + Tamron 70-300(141mm)
1/2s, f/4.5, ISO3200
04:25@Afton state park, MN
(写真はいずれもクリックで拡大)



明け方の空では金星が目印になる。風景的には次のような感じ。上の写真より時間が経って空が明るくなり見難くなってしまったが、0400ぐらいだとはっきりとわかると思う。彗星や銀河のような広がりがある天体は双眼鏡などがあるとコントラストが強まり見やすくなる。


EOS 70D + Sigma 24/f1.4
1/3s, f/1.4, ISO800
04:34@Afton state park, MN

左にあるのが彗星。右にあるのが金星(周囲は牡牛座)。中央上部はカペラとぎょしゃ座。
薄明の中でもはっきりと見えている。



2020-07-15までは明け方、2020-07-14以降は夕方に見える。
出現位置については次のサイトがわかりやすい。


2020-07-15追記

夕暮れの空でも見えるようになった。今回はタイムラプス撮影にもチャレンジ。
場所はSt.Paul近郊の丘。車で5分ぐらいのところ。
縮小すると星が潰れてしまうので、できればYouTubeの全画面、4kで見ていただきたい。

明るさ自体は北斗七星などと比べると3等ぐらい。
しかし、地平線近く、空が薄明、淡い、という条件で肉眼では見つけにくい。カメラか双眼鏡が必要だろう。


EOS-70D + Sigma 24/F1.4 f/1.4, 1/2s, ISO800で3秒間隔で撮影した静止画を15fpsでタイムラプス合成。 


作成コマンド

ffmpeg -start_number 9429 -r 15 -i IMG_%04d.JPG -r 15 -an -vcodec libx264 -qscale 0 -vf "scale=3240:2160" -pix_fmt yuv420p video.mp4 -start_number xxxx 開始番号 -r 15 入力が15fps -i IMG_%04d.JPG 連番ファイル名 -r15 出力が15fps -an オーディオ無し -vcodec libx264 H.264コーデック -qscale 0 劣化無し -vf "scale=3240:2160" 元画像をスケーリング -pix_fmt yuv420p フォーマットを指定。指定しないと変なフォーマットになることがある。


左上は北斗七星の柄杓、右下に彗星

f/1.4, 1s, ISO1600だとこれぐらい。


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