2020年7月4日土曜日

Trout Fishing

ベテランの釣りの先生に教えていただいてストリーム・トラウト釣り。
詳細には書けないが、ミネソタ南東部の Hay Creek にて。








ミネソタ南東部は、氷河期に氷河が削り残した石灰岩が堆積した台地が存在する。そこを最近の侵食でできた川の一つが Hay Creek。台地の上は大規模な畑になっているが、谷は湧き水が流れており夏でも冷たい。そこにトラウトが棲息している。台地が削られた谷川だが、この一体は restoration されており、淵の外側には石が入って侵食を防ぐようになっている。そういった、夏に冷たく冬に凍結しない湧き水の流れの石の下が Trout の好む場所だ。

https://www.dnr.state.mn.us/fishing/trout_streams/southeastern.html

ほとんどが Brown Trout。ヨーロッパからの移入種らしい。黒と赤の斑点が美しい。12インチを超えるとリリースしなければならないが、そこまで育つには3〜4年ぐらいかかるそうだ。川の管理、釣りの管理のおかげでトラウトが増え、Hay Creek は1マイルあたり6500匹程度の自然繁殖のトラウトが棲息しているらしい。

ミネソタで釣りをするにはライセンスが必要。さらにトラウトフィッシングには追加でスタンプが必要。
川、地域ごとに規制が決められており Hay Creek 周辺は、12inch〜16inch は放流しなければならない、Bag Limitは5匹/人、ルアーかフライのみ可(餌はダメ)、となっている。DNRのサイトで確認する。多くの場所が地役権(Easement)が設定された個人所有の土地だ。クリークの傍らでは牛が放牧されていたりする。

https://www.dnr.state.mn.us/regulations/fishing/trout_se.html

装備

サンダル、靴下、長ズボン、長袖。
夏なのでWaderは無し。サンダルで行く。草(ヤブ)や虫避けのため、長袖長ズボン。

朝8時に集合。すこし下流に移動して川の中を遡上(Wading)しながら釣り歩く。Restoration してあるとはいえ川沿いはほとんどが自然のまま。藪漕ぎ。川の深さは深い所で腰まで。ベストを貸していただいて上半身に収納。川底は粘土質で歩きにくい。水は濁っていて魚の警戒心は薄そう。水温は冷たいが夏なら問題ない程度。

仕掛け(system)

テンカラ仕掛け。アメリカでもこの10年ぐらいで知られるようになり TENKARA という。3.9mの延べ竿(かなり柔らかい、$200ぐらいらしい)。道糸+目印+ハリス。先端にポイントフライ(30mg)、途中に小さなドロッパーフライを付ける。バーブレスフック。糸は細い普通の釣り糸。フライの重さと竿のしなりでキャストする。今回は一式を師匠に貸していただいた。

Hay Creek のような細いクリークでは、本格的なフライ竿よりも取り回しが良く、扱いやすい。さらに、今回の竿は短く縮めても使うことができるようになっている。テンカラ仕掛け本来はフライラインのような重さがあるラインを使うことが多いが、今回はニンフフライ(沈む)ので普通のラインのほうが沈みやすいらしい。


竿の途中にガムテープで12inchの目印。これより大きければリリース。

ポイント(spot)

川の中を遡上したり藪漕ぎをしながら、スポットを釣り歩く。Restoration されているのでカーブの外側には石が積まれている。その深くなっている淵の石の下が狙いめ。下流からキャストしてフライを流しながら釣る。脈釣りなのでラインを張り気味にフライを流しながら誘導し、道糸の途中の目印や竿に伝わる振動で合わせる。

向こう岸が石で補強されている。中央部にラインおよび目印が見える。


0800スタート 1300終了ぐらいの行動。
今回の釣果は、2人で持ち帰り8匹。オーバーサイズリリースが3匹、小さいからリリースが数匹。大漁である。
釣ったら、その場で締めて、エラ・内蔵を外し、持ち帰る。塩をしてフライパンで焼くだけで美味い。

水温が低いので朝は霧が湧く。水面に幻日(Sun Dog)が映っている。








0 件のコメント:

コメントを投稿