自分への記念品として、ミネソタでの活動記録(Strava のGPSログ、訪れた国立公園や都市)を水筒にレーザ彫刻したものを作成した。
7年半のミネソタ駐在も、もうじき終了。自分への記念品を考えていた。友人が「レーザー彫刻機を買ったよ」と印字サンプルなどを見せてくれていたのと、AIバイブコーディングで、Stravaで蓄積したログを描いてみたら面白かった、というので、アメリカで行った場所、辿った道をレーザーでチタンの水筒に印字したらよいのでは? と発案。
友人に連絡を取ると、レーザーは売ってしまったということで、ウェブでいろいろと検索。ミネアポリスに小規模なレーザショップが何件かあるが、問い合わせて、最も対応が良かったLaser612に依頼。こういった個人も相手にしているような小規模なショップが普通にあるのも、アメリカらしくてよいと思う。結婚式などの記念品を作ったり、愛用の銃やナイフに刻印したり。UVレーザ、可視光ファイバーレーザ、CO2レーザ(おそらくカット用)を備える。
母体となる水筒は、登山・ハイキング用として保温力に定評があるモンベルの500mLチタンを選定。アメリカでも公式ストアから通販できる。コロラドから送られてきた。お湯を入れることを想定して、キャップがコップになるタイプだが、別売で、直飲み用のキャップも売っている。交換部品の供給が良いのもモンベルの美点。
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| 元絵 | 
ミネソタ部分はGPSログを重ね書き。都市部を拡大。地図に残る移動はほとんどが自転車。カヌー・カヤックもバウンダリーウォーター地区で判別可能。ハイキングはほとんど点。訪問したステートーパークを◯で、国立公園やそれ以外の自然ポイントを△で表示。
アメリカ部分は、訪問した国立公園や自然ポイント(山など)を△で、都市を□で表示。ノイズになるのでGPSログは非表示。
スクリプトでSVGを生成→PNGに変換→GIMPで細部を編集→ショップの人が輪郭化してデータクリーンナップ。
レーザは可視光ファイバーレーザ。チタンの表面が変色する、というよりは、表面をすこし削る(エングレービング)という感じ。シルバー梨地のチタン水筒に、削られた光沢の図案。コントラストが高くないが、むしろ控えめで日常使いには便利、かつ、そういった低コントラストのせいでパーソナルな感じがして、むしろ良いかも。ショップの人は黒のステンレス水筒だともっとコントラストが出る、と言っていた。
かかった費用は、データクリーンナップ$40, 加工費$40(min 2pcs)で$80。ボトルが2本で$180。
それぞれの走行記録一本一本、国立公園のひとつひとつ、はっきりと思い出せる。
よい記念品ができたと自画自賛。
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