2019年7月31日水曜日

EAA AirVenture

Oshkosh Air Show とも言われている。

去年(渡米1年目)の開催直後に、松浦氏の記事、その中で触れられている四戸氏の発言でその存在を知り興味を持った。曰く「米国の航空産業の全てがある」「飛行機のコミケ」。幸い、開催地の Oshkoshは隣のWisconsin州にあるので車で4時間だ。さらに、今年は開催50週年で、さらに、日本から「メーヴェ(Open Sky project M-02J)」が招待出展するとのこと。期待が高まる。






開場は広い。とにかく歩くだけで相当の運動になる。しかも当日は快晴。

ゲートから入ると、まずは商談エリアっぽいところを通過して、ボーイング×軍用機コーナーに。


C-5M輸送機。アニメで戦車を運んでいたやつ。
ほかには、F-35、F-16、F-18、A-10など。
絶賛拡売中のF-35
B-29。野次馬的に見るのは抵抗がある感じ。
土産物屋では、F-4の射出座席が売っていた。



滑走路のまわりは、Fly-in エリアとなっている。
自分の飛行機で飛んできて、飛行機の側にテントを張って寝泊まりしながら参加する。

 

滑走路脇は、WARBIRD、HOMEBUILDER、VINTAGE、ULTRALIGHTの4つのエリアに分かれている。それぞれのエリアにそれらをテーマにした土産物屋があるのが興味深い。



中でも最も興味深いのが HOMEBUILDERエリア。そこにお目当てのM-02Jが展示されている。
水曜日には実フライトを披露したらしいが、今回行った土曜日は飛ばず。展示の見学のみ。
プロジェクトリーダーの八谷氏自ら解説していただいた。




「自家用」表記
こんな感じでハーネスの上に乗っかるようにして乗る。重心の前後移動で上下(ピッチ)操舵。体を左右に傾けることでロープ連結されたエルロンが動作してロール操作。速度は右手のスロットル、左手は着陸ブレーキ。
等身大?ナウシカさん。


このハンガーのメインテーマは「You Can Build」
周囲一帯のパビリオンでは、工作教室やセミナーが開かれている。
木組み、布貼りで機体や翼を作り、エンジンを買ってきて組み込む。

それ以外に、FRPや、溶接、リベット板金工作などのセミナーも多数開催されていた。


 設計手法も、当然販売中。
組み立てキット(ジェット機)

異色だったが面白かったのが、ステルス戦闘機の作り方。書籍『ステルス戦闘機』を元ネタとしているのだろうが、F-117の開発コンセプトからどのように実機として進化していったか、ステルス化の技法などを解説していた。同書は既読だが、開発物語として十分面白く推薦できる。




一方で、滑走路の方ではいろいろな飛行機が飛んでいる。細かいスケジュールを把握していなかったが、爆音がしたので見てみるとF-22が飛んでいた。ひと目見たかった飛行機なので、見れて満足である。F-35よりも形が複雑でカネがかかってそうな雰囲気。


 WARBIRDエリアは、大戦期の旧式の飛行機がたくさん。もちろん、今でも飛べる状態。午後のエアショーでも飛んでいる。

ULTRALIGHTエリアでよく見かけたのが、オートジャイロ。ヘリコプターのように見えるが、飛行機に近い。機体後部の翼で推進力を得て、その風で天井にあるプロペラを回し、それが揚力を産んで飛行する。カリオストロ伯爵が乗って逃げたやつ。


午後1430からエアショー。内容はDuluthのエアショーとよく似ているが、観覧エリアが広く、広々と見ることができる。

大戦期の戦闘機
遠くに停まっているF-22

軍のPRは、A-10攻撃機(スケジュールに書いてあった、F-35、F-22は飛ばず)。
ただし、ただ飛ぶだけでなく、機銃掃射や爆撃のデモをしていた。迫力がある、というよりも、遠くで見ていても恐怖を感じる凄さ。



駐車場から出るのは渋滞したが、道中は渋滞せずに帰宅。





0 件のコメント:

コメントを投稿