2021年8月8日日曜日

Bell Museum

Saint PaulにはScience Museum of Minnesotaがあるが、近郊にBell Museumという自然史博物館もある。

University of Minnesotaの一部で小規模な博物館だが、プラネタリウムを含む天文の展示と、素晴らしい剥製によるミネソタの自然に関する展示がメイン。とくに、ミネソタの自然に関する展示をよく学んでからフィールドに出ると、景色の味方や解像度などが異なってくるので非常に良い。

 


雨の週末に行ってみた。

 

 

もともとは自然史博物館だったのが、今の場所に2018年に移転してプラネタリウムと統合されたようだ。


訪問時はコロナ明け、夏休み中の雨の土曜日。館内は空いている感じで子供連れがちらほら。マスクが必要。プラネタリウムは前日にチケットをネット購入しておいたが、80%ぐらいの席の埋まり。

プラネタリウムは、最新の4Kデジタル投影とのことだが、子供を対象とした学習目的の投影が多く、まだまだポテンシャルを活用できる余地は多いように思う。星空観察ガイドにも力をいれており、観察会なども行っているようだ。

 


ミネソタの夜空の暗さマップ。オーロラハントに出かける時はBrainerdよりもMooseLakeの方が良さげ



 2F展示エリアは天文に関する部分と、ミネソタに関する部分。1Fでは特別展として昆虫の、科学的に正確な巨大模型が展示されていた。 


剥製、ジオラマを主軸にした展示は荘厳さを感じさせる素晴らしいものだ。もともとが大学の資料館的な性質で剥製標本が多く、それを教育目的に展開しているような感じ。





 

展示の軸はミネソタの自然について。ミネソタの中には針葉樹帯、広葉樹帯、プレーリー帯が存在し、それぞれ異なる自然を構成している。また、その背後にはカナダ楯状地の溶岩、カンブリア紀の植物による鉄鉱石、氷河による侵食・堆積作用などの地学的な歴史がある。 


Agate(瑪瑙)

Twin Citiesエリアの地層

最古の石、鉄鉱石


焼き板を使った外壁、鳥の衝突防止のガラス、雨水循環システム、ミネソタの植生や地質の屋外展示など、建物全体も博物館の展示の一部となっている。

 



 

 

 

 

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