今年の冬は雪が少ない傾向があるがよく冷え込んでいる。来週は暖かく0℃を超えそう。よく晴れたタイミングを見計らって、雪中ハイキング。写真を撮ってカップラーメンとコーヒーをいただく。
場所は、スペリオル湖北岸のGooseberry State Park。北岸の州立公園のなかでは南側にあり交通の便が良い(家から3hのドライブ)。駐車場から滝の距離が近くて便利。ビジターセンターが充実している。冬季ハイキングトレイルが充実している、などの理由により、気に入っており、何度か来ている。 夏場もキャンプや滝周辺での水遊びなどで非常に賑わっているステートパーク。Gitchi-Gami State Trailも通っているので自転車も楽しめる。
ハイキングトレイルと、クロスカントリースキートレイルが整備されている。ハイキングトレイルはよく踏み固められていてスノーシューは不要。ただし、滝の近くは斜面や階段が凍結しているので、ストックやチェーンスパイクがあったほうが心強い。
滝の周囲、川沿い、湖の展望などをハイキングして、ビジターセンターで昼食。午後も湖方面の別のトレイル。 気温は-10℃ぐらい。よく晴れていて歩いていると汗ばむが立ち止まると風が肌を刺す。
アイスクライミングをしている人もいる |
手前の雪のザラメが好き |
スペリオル湖は深いので凍らない。飛沫が鎖に凍結してツララが面白い形状 |
屋外ではC-PLフィルタを使うことが多い。空、葉の表面の光沢、水面などの光の反射をカットして、より深い色が出る。物体表面での反射光は一般的にスペクトル選択性がないので白色、また反射光は偏光を持っている。つまり通常目にする光景は物体からの色の光と白色の反射光が混じって白みがかかって見えている。反射光は偏光を持っているのでPLフィルタでカットすることでより色が強調されて見える。
空の青色は空気中の酸素分子、窒素分子によるレイリー散乱によるものだ。分子の微小ダイポール特性によりレイリー散乱は偏光している。PLフィルタで偏光成分をカットすることによって空の青色をカットして深い青色にすることができる。高山で空気層が薄くなり空の青色が深く見えるのと似ている。
寒いので携帯の電池の消耗が激しく、途中までしかログが取れていない。
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最近のラーメンセット
アルコールストーブは、転倒での燃料延焼リスクだったり、風に弱かったり、消火できなかったりでの管理が面倒。ちゃんとした用途には、やはりガス缶が良い。しかし、気軽なハイキングでラーメンを食べるぐらいなら、これも有りだと思う。ガス缶よりも低温に強いのも利点。より実用的に行くなら、現地でお湯を沸かすより、魔法瓶でお湯を持っていくのが一番合理的。
- Evernew Ti Mug Pot 500: 次のアルコールストーブ+スタンドセットと組み合わせての湯沸かしセット。この「合体ロボ」感とチタンの質感が好き。
- Evernew アルコールストーブ+スタンドセット: 風防兼ゴトク。Mug Pot 500とぴったりと噛み合う。冬場はパワープレートという熱反射板をセットすることでアルストを温めてよく燃えるようにすることができる。
- Evernew Ti 400FD Cup: Mug Pot 500とスタッキングする場合、直径はぴったりだが、深さ方向は取手のために隙間が生じる。そこに何を収めるかに工夫と個性が出る。私は100均の15mLのタレ入れ×2にアルコール燃料を入れて収めている。バイオエタノール15mLがあれば雪の中でも250mLのお湯が湧く。カップ麺用+コーヒー用で2回分。これが今のところの最適解。アルストの中央にナルゲンの30mLボトルがフィットするのでバックアップ。
- ベルモント 山箸: 非常に短く畳め、クッカー内に収まりが良い。最近買ったモノの中で非常に高評価。
- 鍋つかみ
- ZipLockクージー: 銀色プチプチ(英語ではBubble Wrapという)で自作。
- 100均調味料入れ(15mL×2)、ナルゲン30mL
- フェロセリウムロッド: アマゾンで買ったものを短く切断。ストライカーも短く切断して細挽きで結んである。
- マッチ+摺板: 低温でアルコールの気化が悪い時のバックアップ。
カップラーメンは中身(+乾燥野菜を追加)だけをZipLockクージーに入れておく。-10℃でも冷めずに食べられるし、食後はゴミ入れ(コーヒーの出がらしなど濡れたものもOK)になる。
コーヒーは地元の焙煎屋のもの。美味い。
ZipLockにゴミをいれて持ち帰る |
火災に注意。地面で使用。 |
無理やりコーヒードリッパーをセット |
簡易湯沸かしセット
今回のハイキングと直接の関係はないが、クッカーつながりで。上のラーメンセットよりも小型軽量。
- 400FD Cup、チタンの蓋(リッド)、ゴムの鍋敷き
- X-MESH Low Height(風防兼ゴトク、Low Heightは400FDに収まる高さ)
- 100均のアルスト(Evernewのより低背)。アルスト没収事件もあり、100均ならダメージ小さい
- ベルモントの山箸
- モンベルの折りたたみスポーク(プラスチック)。機内持ち込みを考慮して金属製のカトラリーは選択外。モンベルのスポークは400FDに微妙に収納できない(蓋が浮いてしまう)のでGoBites Spin(後述)が欲しくなる
- カラビナ型のストライカー(ライターの火打ち石部分)
- ライターにダクトテープを巻いたやつ(飛行機でも1つのみライター持ち込み可能)
- これに、アイラップとキッチンペーパーを数枚づつ
燃料はガソリンスタンドでどこでも売っている水抜き剤が実質メタノール。
カトラリー類
いつのまにか増えてしまった。
左上から- 100均の4得ナイフ(ナイフ、栓抜き、スプーン、フォーク)。2つに分離してフォークとスプーンに分かれる。SUS製で重いがコンパクト。安いから雑につかえて、便利。コルク抜きが付いているやつはさらに便利だろう。
- ダイソーのチタンのスプーン、フォーク。このサイズだと400FDに収納可能。衝動買い。
- モンベルの折りたたみスポーク。安い。プラスチックで機内持ち込み可能。袋飯を食べるには、やや短い。
- ベルモントの山箸。短く収納できるので非常に便利。使用頻度高い。
右に向かって
- UCOのプラスチックカトラリー。ナイフ機能もあり。合体すると長さがあるので袋飯に便利。
- モンベルの折りたたみ箸。柄にスプーンヘッド、フォークヘッドを付けることができる。アイデアは良いがあまり使用頻度が高くない。雑に使えないからか、付け替えが面倒だからだろうか。
- 100均の折りたたみ箸。SUSなので焼き物、天ぷらなどにも雑に使える。
モンベルの折りたたみスポーク、プラスチックで機内持ち込みできて安いのが良い。しかし、400FDに入らないぐらいには大きいが袋飯を食べるには短い。小型で行くなら、先日REIで見かけたGoBites Spinが良さそう。袋飯には短いがクッカーには入る。
「水抜き剤が実質メタノール」、全く盲点でした。車にしか使えないという”認知バイアス”、世の中にはたくさんありますね。勉強になりました。
返信削除HEETの赤い方はイソプロパノールなので燃料としては不適です。
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