HumanGearのカトラリーGoBitesシリーズの新商品。折りたたみ型のスプーン&フォーク(ナイフ機能もあり)のSpin。本記事の時点では日本未発売。USでも直販(売り切れ)とREIのみの限定販売のようだ。クッカーにスタッキングしやすい収納サイズがとても良い。ポイントが余っていたので衝動買い。せっかく買ったので速報記事。
キャンプやハイキングで食事をするのにスプーン、フォーク、箸などが必要だ。収納サイズ、使用時サイズ、重量、材質、口当たり、使いやすさ、価格、など、多くのトレードオフが存在し、万能に使える百点満点というものは存在しない。
HumanGear Spinの特徴は以下に集約できる。
- 収納時サイズが小さい。とくに110缶サイズのクッカーに余裕で収納できる。
- 袋飯用としては長さが短い。
- プラスチック製(飛行機に持ち込み可能)。
- 14g。
他の特徴として。
- 分解洗浄が可能。
- ジョイント部にカラビナを通せる。
- フォークの側面がナイフ的な機能がある。
今回、400FDやTi MugPot 500と組み合わせるために購入した。
GoBitesシリーズの良い点として、樹脂の材質が良い。硬質でカッチリ感があって使っていて心地がよく、適度にザラッとしていて口触りが良い。バイオプラスチックらしいが、その点については私はあまり気にしていない。しかし、ウェブサイトは、いかにも「カリフォルニア」な雰囲気が満載だ。
他の手持ちのカトラリーと比較してみる。
モンベル フォールディング スポーク
- 安い。軽い
- コンパクトに折り畳める。しかし110缶クッカーには微妙に大きい
- 袋飯用としてはやや短い
- スプーン先端の形状が丸く、こそげ落とし性に劣る
- 11g
ダイソー チタンスプーン、フォーク
- 安い
- スプーンとフォークで2つ必要
- 400FDに収納可能
- 金属製。機内持ち込みに難
- フォークとスプーンで34g
UGO SWITCH SPORK
- 合体させれば袋飯用に十分な長さ
- 収納サイズは大きい(袋飯コージーには斜めにすれば入る)
- ナイフ付き
- 29g
Evernew Sputura
- 木製でくちあたりが良い。軽量
- 折りたためない。収納サイズが大きい
- フォーク機能がない。ラーメン食べれない
- 14g
ベルモント 山箸
- 超コンパクト。110缶の底のくぼみにフィット
- やや短いが実用的な長さ
- ネジが緩んだり、伸縮が縮んだり
- ラーメンには良いがスプーン的な使い方ができない
- 18g
これまではモンベルのスポークの使用頻度が高かった。しかし、袋飯ならUGO、クッカーにいれるならGoBitesとなると、逆にどっちつかずなポジションになってしまうかもしれない。
スタッキング
製品のサイズを決めるのに、人間工学的な使いやすさだけでなく、キャンプ・ハイキング用品の場合はスタッキングでの組み合わせは非常に重要。モンベル製品はとくにこの点の考慮が弱い。Evernew、ベルモント、パーゴワークスはよく考えられている。デファクトとして110缶230缶のサイズが存在し、それにあわせてクッカーのサイズが決まっている。袋飯のデファクトは小西のアルファ米。周辺機器は、それらと組み合わせて使ったときに便利か、ということも考慮して寸法が設計されるべき。
Ti MugPot500
最近、よく使っている、ラーメンを食べてコーヒーを飲むセット。400FDとMugPot500を重ねると、取手のせいで隙間ができるのだが、そこに調味料入れに入れたアルコールを入れている。GoBItes SpinとMugPot500の寸法は、注ぎ口の方向に収納するとピッタリ(トップ写真)なのだが、横向きにいれると入らない。
400FD
最低限セット。アルストは100均の薄型のやつ。400FDで湯を沸かすとして、食品は袋飯、コーヒーはドリップではなくインスタント、になる。袋飯ならUGOを持っていけばいいや、という説もある。
Firemaple Petrel
アルストは日帰り、コーヒー・昼食用で最悪、着火しなくてもいいか、という場合。重要性が高い場合はやっぱりガス缶になる。そうなると、バーナーを信頼性重視でWindmasterを軸に考え、ガス効率を考えてFiremaple Petrelとの組み合わせ。嵌合するので安定感が高いし、ピッタリと収納できる。
山箸とSpinをいれると、Fold-a-Cupが中に収納できない。底部にLIXIDA 450カップを被せる。この場合、LXIDAでラーメン&コーヒーという想定になる。
食事を袋飯と考えると、食器はUGO、それならばLXIDAではなく、Petrelの内部にFold-a-Cupを収納するのでも良い。
調理するなら、内側がノンスティック加工されているOptimux Cruxになる。
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