金曜夕方、会社での道路清掃の公共奉仕のイベントが終わったあと、1時間ほど南下したところにあるHay Creekに釣りに行って、その後近くのフロンテナックステートパークにキャンプで泊まって魚を食べる計画。直前に予約したので、バックパックキャンプ場しか空いていなかった。 フロンテナックステートパークのキャンプ場はミネアポリスから近く、よく整備されていて人気なのだ。
前回の徒歩キャンプはドライフード中心でロングトレイルのシミュレーション的に実施した。今回は、調理を楽しみつつ、荷物と食材をバックパックに納めるというバランスにチャレンジ。
釣り
いつものHay Creek。4月の解禁直後は小さいサイズばっかり釣れた。今回はリリースサイズもたくさんかかったが、全体的に魚体が成長している感じ。 食べごろサイズを3匹キープ(2匹は夕食、1匹は朝食)。都市部の湖周辺では蚊柱が立っていたが、Hay Creekではほとんど蚊が居なかった。去年の経験からは7月になると蚊が増えるので、それまでが快適に釣れるシーズン。
キャンプサイト
フロンタナックステートパークのバックパックキャンプ場。普通のキャンプ区画からは離れてMN-61沿いの湖の対岸。公園ゲートにバックパックキャンプ者用の駐車場があるが、そこからは2マイルぐらい歩く。
ステートパークのバックパックキャンプ場では、キャンプサイトで薪が提供されていて、利用者が持っていかなくても、現地で$8/bundleでオンライン購入できる。着火剤、火挟み、焚き火用の調理器具などを持っていくだけでよい。
ダウンタウンの湖周辺では蚊柱が立ち始めている。本サイトは湖の辺なので蚊がいることが考えらたので、バグネットや蚊取り線香を持ってきた。しかし、今回はほとんど蚊がおらず、快適に過ごすことができた。
寝具は、PCT/TRTでも使っていた。Naturehike cloud up 1、Naturehikei 850FP 5℃ ダウン寝袋、Nemo Insulated 2022、SeaToSummitの枕。昼間は暑かったが夜間は冷え込んだ。十分な装備。
昼間はほとんど通っていないのだが、夜間、近くの線路を電車が警笛を鳴らしながら夜通し走っていて、ほとんど寝れなかった。すくなくとも、フロンタナックのバックパックキャンプ場は次に来ることはないかな。
夕食
夕方から日没まで釣りをしていたので、暗くなってからのキャンプ場入り。
さっさとテントを建てて、夕食開始。
2匹は3枚におろして、KALDIで買ってきたフリッター粉を付けて、メスティンで揚げる。
もう一匹は焚火を起こして、アルミホイルの上で焼枯らしにして、翌日の炊き込みご飯に入れる。
他に、アボカドと生ハムのサラダ、胡麻ドレッシング。皿は平らにすればまな板になり、畳めば器になるスナップフォールド。
焚火でソーセージをあぶって食べる。
焼き物として、野菜(パプリカ)とキノコ(エリンギ)を持ってきて、ガスコンロに焼き網を付けて焼いてみた。今回使ったガスバーナー(BRS-3000)と焼き網の組み合わせだと、ボウボウとガスを消費するが焼きの火力としては不足。燃料消費とパフォーマンスが釣り合わないので、もう使わないと思う。
飲み物。念の為ということでビール3缶+100mLボトルにジン、を持っていったが多すぎた。結局飲んだのはビール2本。食材も考えるとクーラーに入り切らなかった。1泊の場合、ビール2本と残りは蒸留酒、で十分だろう。
飲料水。念の為、ということで2.5L持っていったが消費は1.5Lぐらい。過去のデータも含めて2Lで十分余裕がある。余裕の余裕はいらないだろう。
朝食
前日に洗っておいた(ミネソタでは無洗米が手に入りにくい)米0.5号、合わせ調味料(酒:みりん:醤油=1:1:1)を投入。米0.5号に対して、各小さじ1ぐらいでOK。前日に作っておいたトラウトの焼枯らし、エリンギを投入してEsbitの固形燃料で自動炊飯。今回は忘れずに乾燥ユズを散らす。これは毎回作っているので、さすがに失敗しない。
これまで、ご飯用に小型のシャモジを使っていた。UGOのカトラリーのスプーンは先端が平なので、シャモジ的に底から掬うのに向いている。他にも先端が平なスプーンがあるが、そのような形状が望ましい。
カップオンのコーヒー。 インスタントのもずく汁。コーヒーは冷めないようにサーモスの缶クーラーに。もずく汁は別途ZipLockコージーに。
装備
一覧は末尾に。今回は新しい道具を試したのと、フリーズドライ中心の前回の徒歩キャンプとは異なり料理も楽しむ予定だったので、反省点を列挙しておこう。
次の徒歩キャンではもう一段階、取捨選択していきたい。
- 薪。トラウトの焼きがらしを作るために持っていったが、ステートパークの徒歩キャンプ場は薪が備え付けられている。持っていかなくて良かった。重い。
- BRS-3000。小型のガスストーブ。500 MugPotとの組み合わせで。小型で収まりが良いのは良かった。デイハイクなら十分なスタッキングだろう。ガスの消費効率や湯沸かし速度という面でいえば、やはりWindmaster+Petrolの組み合わせが2倍ぐらい効率が良い。ドライフード中心の場合はそちらを選ぶべきだろう。
- 飯炊きセット。ダイソーのフッ素加工1.5号メスティンを中心としたシステム。何度も使っているが完成してきた。最近、固形燃料ストーブを100均のボックス型のものからEsbitのチタンのものにして、さらに小型化された。キットには小型のシャモジが含まれているが、UGOのスプーンの先端が平らで、シャモジ替わりに十分役に立った。
- シートセット。今回使ったものは、ウェットティッシュ、キッチンペーパー、使い捨てまな板、アルミホイル。これらは非常に有用性が高い。
- カメラ、トレッキングポールなど。ハイキング道具も歩荷練ということで、使わないのに持ってきたが、歩荷は別にしてキャンプと組み合わせないほうが良かった。
SHTハイキング
翌日(日曜日)、初心者を含めたグループハイキング。よく晴れて気温が高い。半袖Tシャツ+遮光とUVカットのためのユニクロの長袖フーディ+帽子、風が収まったときは日傘が涼しい。
この週は、オメガブロックという気圧配置で、寒冷渦の影響で偏西風が大きく曲がり、南からの熱気が入ってきて異常高温だった。あまり乾燥・高温が続くと屋外の焚き火が禁止になってしまう。
ミネソタならアパラチアントレイルが近い(?)でしょうか。釣りをしたりの食糧現地調達は日本では考えられない自然の規模に想像すら追いつきません。
返信削除上記事のハイキングはSHTという500kmほどのトレイルです。ATは南東なのでかなり離れていますね。日本でも沢登りなどの野営現地調達は好きでした。
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