春になって、一気に暖かくなると雪解け水でミシシッピ川が増水して溢れ出してきた。
それほどめずらしい現象でもないらしく、ローカルの社員の人が「今年は雪が多かったから川が溢れるね」と冬の間から予想していたぐらいだ。
アメリカの古い大地を侵食しながら、ミシシッピ川は流れている。なので、川岸は断崖地形が多いのだ。しかし、セント・ポールは上流のミネアポリスにあるセント・アンソニー滝の下流で、船で遡上できる上限の荷揚げ地が街の起こりである。今の街の名前はロアータウン(Lower Town)。低い街、ではなく荷降ろし場である。川岸も荷降ろしに便利なように低い地形になっている。川が増水すると冠水することが多いようだ。
晴れていても、増水は上流から計画的に流れてくる。計画的に道路が封鎖されている。
市民にとっては珍しいものではないらしく、数人が見物に来ているぐらいだ。
せっかくなので、この冬を振り返っておく。
9月はじめの Labour day が終わると、夏も終わり、秋が始まる。
9月は急激に気温が下がり始める。9月中旬に、勤務先でバーベキューがあったのだが、早くしないと寒くなってくると慌てて準備していた。
9月末には自転車ウエアの冬物を引っ張りだしていた。Voyageurs国立公園に行った時は朝方で4℃だった。
しかし、なかなか紅葉は進まない。寒いだけだ。
寒くはなったが、全然雪は振らない。それほど寒さは進まず、年内は、普通に寒いだけだった。
一応、−30℃を警戒して冬装備を揃えていたが、この時点ではあまり出番は無かった。
11月にシカゴに行ったが、シカゴはミネソタより10℃は暖かく、まだ0℃前後だった。
さすがに0℃を下回ると、雪がなくても、日本の自転車冬装備では無理である。
すると、みるみる太る。
氷で滑って転んで肋骨を折ってみたり。
年明けて2月になると、急激に寒くなる。十数年ぶりと言われる、−40℃クラスの北極渦が到来して日本でもニュースになった。−30℃を過ぎると、さすがに寒い。この寒さを体験しておくのは悪くはない。
また、この冬は雪が多く、3度ほど大雪で在宅勤務(北極渦でもう一回)になった。雪も積もったし、友人から誘われたりして、チュービング、アルペンスキー、アイスフィッシングなどをすることができた。
3月10日から、暦の上では夏時間になったのだが、ちょうどその日に積雪があった。湿った雪で雪化粧が綺麗だった。しかし、そこから急に気温が上昇して、3月末にはすっかり雪もとけて、気温はせいぜいひとケタであるが春の気分である。日陰は雪解け水が凍っていたりするが、外を走ることもできる。ミネソタ人も春が来たということで、ワラワラと外に出てきている。
個々の出来事についてはリンクは貼っていない。記事化してあるものはサイドバーから。
クロスカントリースキー、ファットバイクは、やってみたかったが結局、この冬は出来なかった。また来年にトライしよう。
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