2019年8月13日火曜日

『恐竜の魅せ方』

子供が夏休みの読書感想文用として買ってきた本。著者は恐竜の図鑑や展示会の監修者。著者自身の仕事についても十分に書かれているが、恐竜の展示会を開催するにあたっては、さまざまな人と協業する必要がある。模型製作、発掘プロデュース、サイエンティフィック・イラストレーション、フィギュイア造形、広報、展示会場設計、施工管理、そして研究者。



それぞれの協業者自身が、それはどのような仕事であるか、なぜその仕事をするようになったか、どうすればその仕事をすることができるか、などを語っている。展示会にはいろいろな仕事が必要なことの説明だけでなく、そのような、一般的ではない仕事の良いガイダンスになっている。

語り口は平易で、上記の職業ガイド的な内容でもあるし、中高生の夏休み課題図書としては、非常に推薦できる。

著者は、現実に上野の科学博物館(科博)の恐竜展示を担当しているので、その意図をほs如で読んでから、あらためて地球館地下1階の恐竜展示を見てみるのも面白いだろう。
過去の読書記録はこちらhttps://cold-darkstar.blogspot.com/search/label/%E6%9C%AC
https://booklog.jp/users/nkon
http://park11.wakwak.com/~nkon/misc/book/

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