2023年9月12日火曜日

Olympic National Park

5日目 オリンピック国立公園。

オリンピック国立公園は広く、いろいろな顔を持つ。太平洋もあるし、温泉もあるし、山や氷河もある。しかし、特徴的なのが温帯雨林もある。この多彩な環境は世界自然遺産になっている。

オリンピック国立公園のメインは北側のポート・エンジェルズからのレイク・クレセントやハリケーン・リッジらしい。しかし、山はたくさん行ったので温帯雨林地帯に行くことにした。西側にホー・レインフォレスト、南側にキノート・レインフォレストがあるが、ホーの方が人気があるみたい。門前町はフォークス。時間があれば海岸地帯も寄れるかも。

 


 

 

Hoh Rain Forest

0630ホテル発、0730トレイルヘッド着。朝日の中をHall of Mosses(苔)トレイルと、Spruce(トウヒ) Nature トレイルをめぐる。この2つは一般向け。その後、Hoh River TrailをMineral Creek Fallsまで往復。このトレイルはバックカントリーのキャンプ場に向かう道だが、デイハイクで途中まで往復しても良い。

温帯雨林ということで日本の風景と非常によく似ている。ただし、木々が大きい。年間降水量が3000mm。この降水量のせいでこの緯度でも温帯雨林が形成される。しかしこの日は晴れていてラッキー。雨のイメージがある、ロンドン・シアトルでも1000mm以下。一方日本はほとんどの地域で1200mm以上。いかに日本が多雨地域かということがよく分かる。

クリックすると拡大される。各地の降水量、この地の降水量の季節変動などがよくわかる。

Hall of Mossesはこの地域を象徴する苔に覆われた温帯樹林。携帯では無いカメラ(一眼とかGoProとか)を持った人が多くいたが、写真が難しい。森林は暗く差し込む光との明暗差が大きいし、苔の湿っぽい黄緑の色がどうしても枯れ草っぽくなってしまう。

 

朝、エルクの大きな群れ





巨木が向こう向きに倒れて、その根下から再び木が生えている

 

Hoh River Trailはどこまで行っても同じ雰囲気だったが、ゴール地点は山頂近くまで登って氷河の麓でキャンプとのこと。バックカントリーキャンプ装備の人も多く見かけた。川の水は澄んでいる。アメリカの河川湖沼、氷河系のところだとエメラルドグリーンだし、ミネソタ北部だと鉄分で赤い。ここの水は日本的な澄んだ色。森には浄化作用が…とナウシカが降臨しそうになる。




1200頃は駐車場はほぼ満車で入場制限がかかっていそうな感じだった。

Ruby Beach

ホー地区を出て、ホテルに向かう途中。110号が海岸を通ってて、オリンピック国立公園の海岸部分にもアクセスできる。いちばん良さそうなRuby Beachに行ってみた。太平洋からの冷涼な風と波。海を感じる。

 


3時間のドライブで、Olympiaの近くのTumwaterという街に。

ホテルのWiFiが時々切れるのが一番困る。スタッフの対応やら、朝食やら、それ以外のサービスは安さゆえ、と割り切れるのだが、WiFiは困る。立地的にLTEも弱く、ネットにアクセスが困難。今回のホテルで一番外れだった。

夕食を検索すると、周囲ははTeriyakiばかり。ブームなのか?Sushiと書かれている店を見つけたので行ってみたが、寿司は時間がかかるとのこと。トンカツにした。まぁ海外日本食あるあるである。

 


まとめ

オリンピック国立公園は広く、もう一日追加して、北部のクレセント・レイクやハリケーンリッジも行く価値があると思う。しかし、今回は山岳は満喫したので温帯雨林に絞って。日本の風景と近く、親しみやすい感じ。写真を撮っている人も多いが、苔の雰囲気を出すのは難しい。門前町が物価(ホテル、食事)高なのが欠点。


 

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