2023年9月12日火曜日

Seattle

旅の週末はシアトル観光。ミネソタからシアトルに引っ越した友人夫妻がご一緒してくれた。到着日は寒く雨の日だったが、この週末は快晴で非常に良い天気。シアトルの街は活気があって非常に楽しい。

 


 

 

 

 

シアトルはカナダと隣接する港湾都市。沈降海岸で目の前はオリンピック山に覆われていて良港。沈降海岸なので、陸は、サンフランシスコほどではないが坂が多い。雨の印象だったが、夏は晴天が続く。冬は曇で雨ばかりのようだ。都市の規模としてちょうどよい感じで暮らしやすい印象。西海岸はアジア系の割合が高く、韓国スーパーや中華街もある。スターバックスやアマゾンなどが有名。IT企業は隣のVellevueという街に多いそうだ(マイクロソフトはまた別のRedmond)。シアトルはダウンタウンで雑多な感じもするがVellevueは非常に都会的できれいな街とのこと。

水族館

各地に水族館があれば、できるだけ行ってみることにしている。

当初の計画では水族館の駐車場に車を停めることを考えていたのだが、ピアの大規模改修のためなのか、水族館には駐車場は併設していない。市中の普通の駐車場に車を停める。

シアトルの水族館は、規模が小さく子供の教育向けという印象。しかし2024年には一帯の湾岸エリアとともに大規模改装が予定されているとのこと。

展示内容は、米国西海岸的。沿岸風景としてはコンブとアシカ・アザラシなど。太平洋つながりでサンゴ礁。シアトルに特徴的なものとしてサーモンにフォーカスをあてている。アザラシの給餌なども見学したが、屋外でアクリル板が汚れていてよく見えなかった。 




パイク・プレイス・マーケット

水族館はピアエリアの中にあるが、そこと隣接してパイク・プレイス・マーケットというマーケットがある。斜面にたつビルの中はアート系の店が多く、斜面の上の通りは食料品や買い食い店がたくさん。海を見ながら座れるところもある。







 

ここも「観光客向け」ではあるのだが、画一的な土産物店ではなく、個人営業の個性ある店が多く、非常に楽しい。いろいろ迷ったのだが、有名店である「ピロシキ・ピロシキ」で飼って海が見えるベンチで昼食。


スターバックスの1号店もこのエリアにあるのだが、非常に並んでいるので写真撮影だけ。 

一角で偶然みつけた地図屋。古地図やインフォグラフィックがおいてある。日本の世界地図は日本が中央に来ているが、アメリカの世界地図はイギリスが中央に来ている。アメリカ人に聞いてみたら東西0度だから、というが、陸地が左右に分割されない、という理由もあるのではと推測する。興味深い気づきを得た。西洋の古地図のいつごろの時期にどのように日本が登場するのか、というのも興味深い。答えは、だいたい1600年ぐらいからだ。




近くにあったHマートという韓国スーパーにも寄ってみる。

 

アマゾン本社

ガイドブックでは「アマゾン」と表記されている、たこ焼き様のガラス球体が近くにあるので行ってみる。看板などなにもないのでよく分からなかったが、たぶんアマゾンの本社の関連施設とのことらしい。一部が小さなギャラリーとなっていて、そこは無料で入れた。

近くに、レジが無いコンビニ「アマゾンGo」もあるのだが平日のみ営業で週末は休みだった。


そこからスペース・ニードルに移動途中、ストリートバスケットのコートがある。ダウンタウンっぽい雰囲気。

スペース・ニードル

湾岸部のスペース・ニードルに移動。スペース・ニードルは1962年の万博にあわせて建造されたタワー。当時の未来志向が名前や形状に反映されている。この日は晴れていて絶好の展望日和。上階は、側面がガラスに覆われているが天井が無いオープンデッキ。下階は床が自動でぐるっと一周する展望デッキになっている。床はガラスなので、遠くだけでなく、足元までよく見えるのが良い。周囲は万博公園的な文化施設(美術館など)が複数ある。

遠くは、オリンピック山、マウント・アダムス、ノース・カスケード、マウント・レニアまでよく見える。マウント・レニア方面は白く霞んでいて明瞭ではなかったが、ダウンタウンのビル群の背景にマウント・レニアが鎮座する光景は素晴らしい。






ホテルは奮発してダウンタウンのホテル。駐車場があるだけ嬉しいが別料金。

夕食はせっかくなので、海鮮。徒歩でいける日本料理屋で寿司。大将も日本人で日本酒も飲める。味のグレードも日本で食べるのと遜色ない。


よく知った銘柄もあるが翻訳センスが興味深い

 

このホテルは朝食もついており、一週間ぶりのまともな朝食。ワッフルを焼くやつは良いね。


航空博物館

航空好きなら行っておくべき。ボーイングの付属施設と思いきや航空全般+一部宇宙工学も含む。やはり、実物のもつ迫力はすごい。主な展示でも、M-21(SR-71の派生型)、SR-71のコクピット、隼、B-52、B-747、コンコルド、など。

各々の飛行機に、それを代表するポイント(萌えポイント)があるが、各々どこに注目するだろうか。

 

F-14

コンコルド


B-29

B747

B-52

豚が乗ってそうなやつ(模型)

隼。WW2のアメリカ視点での冷静な記述も興味深い

SR-71コクピット!



漏れた燃料に耐えるためにアルミ粉入のタイヤ。防爆のため窒素注入

 ノーズコーンとエンジン

M-12はドローンを積むように改造されている。空中給油口も注目ポイント。フル燃料だと重くて離陸できないので空中給油(耐高温の特殊燃料)が必要。その燃料もあっとういうまに燃え尽きてしまう。


SR-71のステルス性を考慮した板材分割

常温ではチタン板が縮んでいるため隙間があいて燃料が漏れる。熱膨張を緩和するための波々板

 

 

 

 

 

少佐が詰められて投射されたアレ

 

 

まとめ

シアトルはちょうど良い規模で活気がある街で、非常に楽しい。Vellevueなど近隣の街にも行って見たくなった。とくにマーケットの個性ある雰囲気は非常に良い。IT企業や航空などの産業もあり、海鮮料理が美味しい。


 

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