ヨセミテ、カリフォルニア旅行の計画編とギア編。持っていったものと使ってみての振り返り。
- 準備編。本記事。日程計画や持ち物について。道具に関するコメントもこの記事。
- 概要編。旅程全体の記録や、個別の記事に収まらなかったこと。
- ヨセミテ編。主にハイキングや園内の観光について。
- ホエールウォッチング。モントレーでホエールウォッチング船に乗った。記事を分ける。
- Waymo。サンフランシスコエリアで運用されている自動運転タクシーについて。
計画
もう7年になったアメリカ駐在、ビザの期限が近づいているが延長するかどうかは不明。行けるうちにアメリカ旅行、ということで妻がアメリカ旅行に。日食編、博物館編に続いて、国立公園編。有名どころ+行きやすい+周辺観光も兼ねて、ヨセミテ+サンフランシスコで計画。ヨセミテに行くなら6月の雪解け期がベストシーズン。2025年の正月に一時帰国したときに計画を立てた。
ヨセミテに行く場合のポイントは時期とともに宿泊。駐車場の確保、早朝のトレイルヘッドアクセス、夕方や夜の行動などを考慮して、できれば園内のバレー・ロッジに泊まりたい。正月時点で、バレー・ロッジの公式サイトで6月の宿泊は満室。検索すれば、代理店経由で2泊空いていた。定価の倍ぐらいしたが、ここは意を決して予約。あとの予定はそれから考えることに。
- 初日:日本を土曜日出発→土曜日にSFOで合流→ヨセミテ門前街のマリポサで前泊
- 二日目:マリポサからヨセミテ早朝入り。朝がきれいで平坦なミラーレイク。午後はバレードライブで時差ボケ解消。
- 三日目:本命のミストトレイル。夕方にグレーシャーポイント(東から谷を見ることになるので夕方だと景色が順光になる)。
- 四日目:マリポサ・グローブでセコイアを見て、モントレーに移動。
- 五日目:午前中にホエールウォッチング。午後に水族館。水族館はあまり大きくないので半日あれば十分。
- 六日目:モントレーからサンフランシスコに移動。途中のサンロゼで、アップルビジターセンター、コンピュータ歴史博物館。サンフランシスコでは、自転車でゴールデンゲートブリッジを渡る。
- 7日目:朝にアルカトラズ、昼食は中華街、午後はカリフォルニア科学アカデミー
- 最終日:土曜日に出国→日曜日に日本帰国。
ワイナリーやゴールドラッシュ関連も行きたかったのだが、予定がつかず。
とくに国立公園内や市街地での移動は渋滞でもあるし、駐車場も高い。できるだけ公共交通機関を使いたい。
サンフランシスコでは、到着時点でレンタカーを返却し、あとはUber/Waymoで過ごす、ということも考えた。しかしホテルのチェック・インまで荷物を保管しておいてレンタサイクルに乗ることを考えて、レンタカーは最終日までキープ。実際、7日目は車はホテルに停めっぱなしでWaymoでの移動だった。
それ以外のホテルは、上記のような日程詳細を考えたあと、3ヶ月前の予約で十分だった。
持ち物
とくに衣類。 ヨセミテは高山であり、道路が除雪されて開通するのが5月中旬。実際、直線の天気予報でも、訪問時期に1〜10℃ぐらいの予報が出たが、直前に10〜25℃に変わった。寒さの不安があったので防寒着を多めに持っていったが、実際、現地では快晴で15〜30℃ぐらいで非常に暑い。念の為ダウンも持っていったが完全に無駄になった。
一方、モントレーやサンフランシスコの海岸沿いでは、寒流の影響で曇っており、海の上に出れば風の影響で体感気温はさらに下がる。アンダー+ソフトシェル。会場ではさらにフリースを着込むぐらいがちょうどよい。
良かったもの
ファニーパック(ウェストポーチ)
HighTailDesignのv1.5。大きくて収納力があり防水。改造して、中にキーチェーンを付けて鍵を落とさないようにしてある。
鍵、財布、パスポート、会社スマホなどの貴重品。米国内の旅行であれば、私はの場合、本来はパスポート不要なのだが、外国人に対する取り締まりなどもあるので、パスポートを携行。
ジッパータグに温度計と、蓄光の笛(100均)。
USBケーブル(飛行機やレンタカー、とくにレンタカーではCarPlayでナビするので必須)。
買い物袋。カリフォルニアはレジ袋が有料なので。しかし、ぶ厚めの再利用可能なビニールのレジ袋を貰える。セブンイレブンで買いものをしたとき「セブンイレブン」と書いてある再利用レジ袋を買っておけばよかった(日本ではありそうで手に入らない)。
街なかで移動するときに必要なものを見に付けておける、さらに車を運転するときにもガムなど運転中にスグに取り出したいもの、飛行機で座っているときに取り出したいもの、を座りながら取り出せるのは非常に便利。バックパックのベルト部にポケットが付いてあるモデルも多い。しかしバックパックは下ろしたり使わないときもある。だから、バックパックのウェストポーチよりも、独立したウェストポーチ+ただのウェストベルト、の組み合わせを好む。
Zpacks レインスカート
今回、ミストトレイルを歩くので濡れることが想定される。対策として、Zpacksのレインスカートとモンベルの晴雨兼用傘にしてみた。土砂降りの雨ではないので通常の雨具は不要。しかし、クセで通常の雨具(ストームクルーザー)を持っていってしまった。完全に重複であり、これは不要。
レインスカートはDCF生地で上部であり、ハイキング中の休憩で荷物を置いたり座るためのグランドシートとしても使用。小さく畳んで、バックパックのメッシュポケットに入れておいたら、使用頻度が高く、快適に休憩できた。
サングラス
昔、自転車に乗っていたときに作った、ハイカーブの度入りのサングラス。側面からの風や紫外線の侵入を防げる、非常にスグレモノ。ハイカーブの度入りサングラスは作れる店が限られる。ヨセミテでザックのメッシュポケットに入れておいたら、下ろして出し入れしたりするときに紛失してしまった。
今度、作るなら室内に入ったときに外さなくてよい調光タイプがよいな。最近はSWANSがメーカーレベルでサポートしているので時代が進んできた。
ダクトテープ
ガムテープ。小さく小分けにして、小物入れに入れておくと、トラブル時に役に立つ。今回も妻の靴底が剥がれたときに応急処置として活躍した。よく知られた使い方だが、着火剤や火種としても、火がつきやすく燃焼時間も長いので有用。とくに使ったあとは粘着剤が周囲に付着しやすいのでサランラップでくるんでおくとよい。
旅行セット
カトラリー、スリッパ、歯磨き。よく忘れるが、今回はちゃんと持っていった。キャンプ用のコンパクトに畳めて何回も使えるモノもあるが、今回は使い捨てのモノを捨てて帰る。
洗濯紐
今回は妻が日本から洗濯紐を持ってきて、ほぼ毎日ホテルで洗濯。紐は二重になっていて、スライダーで洗濯物を挟んで固定することができるのが専用品の便利なところ。私も3mぐらいの細引きを常に持ちあるくようにしているが、今回は、それの出番はなかった。
オニシの携帯おにぎり
アルファ米の味付きおにぎり。朝にジップバッグに水をいれると、昼にはオニギリになっている。味も含めて食べやすく、美味しい。
望遠レンズ
重いがホエールウォッチングには必須。
モバイルバッテリー
今回はアンカーの5000mAh。ACアダプタと共用になっているタイプ。旅行時は、スマホでログを取りつつ写真を撮ったりすると、日常よりも電池の消耗が激しい。また、地図、Waymo、チケット、ApplePayなどスマホが必須となる場面も多い。予備バッテリーは必須。実際、何度か助けられた。
ACアダプタと共用だと「電池」としてみたら重くなるが、充電のし忘れが無いのでよいね。USB-C出力でPD急速充電対応のものがおすすめ。充電速度が全然ちがう。
失敗したもの
上述だが。雨具(ストームクルーザー)。今回、レインスカートを準備したので完全に不要だった。防寒・防風の重ね着、とも考えたのだが、その意味でも不要だった。
ダウン上下。特にヨセミテが5℃以下の可能性があったので持っていったが、完全に不要だった。むしろモントレーやサンフランシスコで寒かったが、フリースの重ね着で十分であり、ダウン上限は完全に不要。
むしろ、船上での防風のために、薄手のフーディ(ユニクロUL)を持って行っておけばよかった。 今のソフトシェルやフリースは街着兼用で考えているのでフードが付いていないタイプ。しかし防風にはフードがあったほうがよい。そういうときのためにBUFFを持っていっていたのだが、宿に置き忘れてしまったのだ。
持ち物リスト
今回持って行って良かった物は
返信削除魔法瓶、フリーズドライおにぎり、フリーズドライスープの素、キーンのサンダル
特に魔法瓶は重いかとも思いましたが、オレンジジュースを入れたりして助かりました。
魔法瓶→冷えたジュースは精神的に回復しますね。重さに見合う価値。日本のフリーズドライ食品は素晴らしい。サンダル→キーンは履き心地もグリップもよいのですが、もうすこし軽ければ、と思い、物色中。
返信削除