教会などの歴史ある建物の内側全面にプロジェクションマッピングを投影し、音楽(生演奏+コーラス)と組み合わせたエンターテイメント。没入型ライブ音楽体験と称している。ヨーロッパの外では、今年のミネアポリスが初公演。行ってみた。
公園の概要は上記のとおり。生演奏(生コーラス)と、音楽が録音の2タイプある。座席は前方(シルバー:安い)と後方(ゴールド:高い)の2タイプ。後方からのほうが全体が一望できる。一方、中央部の方が没入感はありそうだ。ゾーンの中での座席は自由(早いもの勝ち)なので、早めに行ってシルバーの後ろの方に座るのがいいようだ。
生演奏の音が好きなので、そちらを購入。開演は夜の8時とか遅いので注意。
内容は、教会の内壁全面にプロジェクションマッピングで投影して、ストーリーと音楽を組み合わせる、というもの。プロジェクションマッピングは、日本で上映され始めた当初から好きで、いくつかを出張のついでなどで見に行っている。その始まりを考えると、建物の構造、歴史、役割などについて深く関係している作品が多く、それをリスペクトするのが良いと考える。ただ、税金を使うためだけに投影するというのはイマイチだ。
本作品の特徴は、建物の内側に全面投影することで没入感があり、天候にも左右されず、音響効果も高い。音楽と映像は同期しており、建物の歴史に沿ったストーリーとして展開される。この意味で、作品の売り文句は完全に実現されていて、素晴らしい。
ただし、ストーリーが録音された音声がスピーカーから流れてくる。せっかく、演奏とコーラスが生なのに、これは興ざめだ。できれば人間が話してくれていたら、または、スピーカーの品質がもっとよければ、なお良かっただろう。そういう意味では、安い方の録音のチケットでも良かったかも。
| 建物外観 |
開始1週間、口コミでチケットが伸びたのか、2部制にして開演時間の変更メールが度々届き、開演時間がよくわからない状態になった。結局、最初に申し込んだ開演時間に入ることができたが、運営の改善を希望する。
ミネソタの冬は、みんな家に閉じこもって、することがないかと思えば、こういったイベントがいくつも企画されている。けっこうチャチなものも多く、私が興味を持つものは少なかったが、これは面白かった。口コミで客も増えているようだし、ミネアポリスの冬のイベントとして定着すれば素晴らしいと思う。
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