2025年12月27日土曜日

『第9・光の鉛筆』

名著『光の鉛筆』シリーズ。 本書ではプラネタリム、測距儀、レーダーなど、第二次大戦前後に盛んに開発が行われたトピックについて、史料をもとに深堀りしている。著者が勤務していたニコンは、もともと、光学兵器を国産化するために設立された会社。客観的な技術史から見る、当時の世界情勢、技術力の差や、技術活用方針の違いが戦局を大きく左右したこともわかる。

「新しい戦前」といわれる今日に、その当時のできごとを、記憶がある人が存命なうちにまとめておくことは非常に意義のあることだ。


 

 

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