これまでに行った国立公園の、どれとも違う景観。夏は50℃を超え、車の故障、生命のリスクも有りうる。冬がベストシーズン。
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酷暑・砂漠で有名なデスバレーだが、雨が降ると草木がないので鉄砲水となる。今年はカリフォルニア全体で雨が多く、大雨で道路が壊れ、半分ぐらいのルートが通行止めの状態。重ねて、ガバメント・シャットダウンの影響で復旧が遅れた。幸い、メインの観光スポットは優先的に復旧されており、ダイジェスト観光を楽しむことができた。
ところで、デス・バレー、死の谷という簡単な単語だが英語の発音が難しい。TH, V, Lという日本人が苦手な発音が3つもあり連続している。アメリカ人にどこに行くか、説明しても全然通じなかったり。お手本を聞いても、アメリカ人の発音と自分の日本語風のやつの違いも理解できない。ほとんど同じ様に聞こえるが、日本人の発音だと通じない。
初日、昼頃LAX到着。レンタカーを1300ごろピックアップして、公園北部のStovepipe Wellsにあるホテルに宿泊。日没が1630ごろで到着が1800ごろ。すっかり夜。
ホテル、ジェネラルストア、レストランが併設されている。なんとホテルにはプールもある。
アメリカのホテルにしては珍しく、チップ請求袋がおいてあった。いまどき、現金を持ち歩く人はいるのだろうか?
昔の旅行ガイドでは、アメリカのホテルでは1ドル程度のチップを残す、と書かれているが、現金を使わない今ではそのような習慣は無い。「ホテルにチップを残すのは日本の習慣でしょ?」などと言われるぐらい。
一方、レストランのウェイターなどは「チップを貰える職業」として時給が低く設定されている。アメリカ人も(目に見える)サービスの対価としてチップを払うことを当然と考えている。しかし、20%までかな。会計時に30%を提案されると、さすがに渋い顔になってしまう。また、カフェなどで飲み物を買っただけでも精算機でチップを請求(しかも20%とか)されると、さすがのアメリカ人も不快感をあらわにする人が多い。
園内のホテルに宿泊することは費用がかかるが、星空や観光スポットへの早朝アクセスなどのメリットがある。
ジェネラルストアで土産を購入。デスバレー全域ではなくストーブパイプウェルズにフォーカスした土産物が多く、購入意欲をそそる。
夕食は普通のアメリカン。チキンウィングとフィッシュ&チップス。
満月直後の時期だったが、月が昇る前に星景観望。冬至が近いので、満月期でも日没〜月昇まで、けっこう時間がある。デスバレー、ジョシュア・ツリーともに、空が暗く星景観望でも有名な場所。水平線方向はモヤがかかっていたが、天頂方向にカシオペアや秋の天の川が鮮明に見えた。
| カシオペア〜ペルセウス 秋の天の川 すばる、アンドロメダ銀河も写っている |
| ふたご〜おうし〜オリオン 冬の星座。月が登ってきた |
翌日は日の出を狙って、近くの砂丘(Mesquite Flat Sand Dunes)に。足元は締まっていて歩きやすい。砂丘を超えて景色の良い場所でご来光。朝日で陰影が強調され、砂丘や岩山が美しい。
| 遠くの山から赤くなっていく |
| マニュアルモードで絞りを絞り切ると光条が発生する |
部屋に戻り朝食を食べて出発。
デスバレーはゲートがなく、レンジャーステーションで自発的に入園料を払う。その後、Furnace Creekにあるビジターセンターを見学。バッドウォーターという塩湖に行き、その先が通れなくなっているので、ここまで戻って来る予定。道中のトレイルも寄り道。
Golden Canyon
道端の駐車場からすぐにトレイルがスタート。たまに降る雨が山肌を深く削って谷となっている。Zion N.P.のNarrowのような感じ。ただし、こちらは水が無い。インディ・ジョーンズ味がある。深い谷に沿って歩くと、遠くに、Red Cathedral と呼ばれる赤い石柱が見える。そこまで行くこともできるし、反対側の Zabriskie Point までトレイルが続いているので、3時間程度のハイキングを楽しむこともできる。私たちは時間が限られていたので、Red Cathedralが見えた地点で引き返す。
Bad Water
Death Valleyのメインとなる観光スポット。通常はひび割れた塩湖が広がるが、訪問時は雨のため湖ができている。このようになるのは、なんと1000年ぶりとのこと。干上がった塩湖は平らな地形のため、薄く冠水すると湖面が滑らかで「ウユニ塩湖」のように美しいリフレクションが見れる。湖水は、苦みを含んだ、煮詰めた海水の味。ここは、夏には50℃を超える北米最低地点の-88m。対岸に見える雪を頂いた山は3368mのTelescope Peak。この標高差がすごい。
| 塩原 |
| 水面が見えないぐらいの反射 |
| うまく撮れば水面を歩いているような? |
Natural Bridge
未舗装路のトレイルを1マイルほど山に向かって登った地点からトレイルがスタート。このようなときのために、レンタカーは、コンパクトSUV(AWD)にしてある。Golden Canyonと同様の川筋のキャニオン。こちらは、Natural Bridge と Rock Water Fall を見ることができる。
Furnace Creekまで戻って昼食+アイス。
Zabriskie Point
東へ抜けるルートの途中にあるビュースポット。Golden Canyonの裏側にあたる。
Dantes View
Bad Waterのちょうど上。最低点と最高点を一望できるビュースポット。谷全体を見渡すことができる。
その後、東方面へ園外に出て、宿泊地である Barstow まで移動。着いたのは1800ぐらいだったが、日没が1630ぐらいなので、すっかり夜。夕食は近くの南部スタイルのBBQ。平日でほとんど人が入っていなかったが味は普通に美味しかった。
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