2018年8月4日土曜日

運転免許

車が生活必需品である以上、運転免許の取得は必須。旅行者は国際運転免許証でレンタカーを借りれるが、定住者は州の運転免許を取得しなければならない。また運転免許証は年齢確認の際のIDになるので、スーパーでビールを買ったりバーで飲むときに、パスポートをいちいち携帯していかなくても良くなる。

運転免許は、州によって仕組みや手順が異なる。以下はミネソタ州の場合。




Knowladge Test

免許のテストは学科(Knowladge Test)と実技(Road Test)に分かれている。まずは Knowladge Testから。

その前に勉強する。ミネソタ州のDPS(Department of Public Safety)のウェブサイトから Driver's Manual をダウンロードしてよく読む。また、ウェブサイトから模擬試験も受けることができる。
本番の試験では 40問が出題されて、8割の正答率(32問以上正解)なら合格(Pass)。模擬試験を繰り返し練習しよう。また、実際のテストでは、模擬試験には無い問題もたくさん出てきた。Driver's Manual もちゃんと読んでおくことをおすすめする。

十分の自信が持てるようになったら、試験を受けに行く。ウェブサイトから最寄りのテストセンターを検索して、自分で車を運転して受けに行く。ときどき休みのことがあるので、休日情報も確認しておこう。持ち物は次のとおり。
  • パスポート + I-94 のプリントアウト
  • Social Security Card
  • 日本の運転免許証 + 国際免許証
着いたら、アプリケーション・フォームを記入して列に並ぶ。アプリケーション・フォームには、臓器提供に関する同意事項などもあるが、好きに回答すればよい。係員に必要書類を提出したら、コンピュータでテストを受けるように指示される。タッチパネル式のパソコンで、間違えた問題はその場でわかる。32問以上正解で合格。

通常は、ここで仮免(Instruction Permit)が発行される。また、次は Road Test を受けなければならない。

ただしミネソタ州では、日本の免許証+国際免許証を持っていれば仮免は発行されない。路上走行も出来るし、そのままロードテストを受けることができる。

ロードテストは、基本は予約制なのだが、当日キャンセル待ちで当日に受けることもできる。ロードテストには上記の他に車の保険証書が必要。当日キャンセル待ちをする予定ならばそれも持っていく必要がある。
ただし、当日は予約優先で試験官の時間が空いたらね、みたいな感じである。1.5時間ほどキャンセル待ちで待ったが、全く無理そう(予約の人が途切れなく来ている)だったので、諦めていったん帰ることにした。

Road Test

当日に受験できなかったので、ロードテストの予約をして、時間通りにロードテストを受験する。予約はウェブサイトから行うことができるが、ここで、Instruction Permit の番号を要求される。上述のとおり、日本の免許証があるので仮免が不要な人は、ウェブサイトから予約ができないので電話で予約することになる。電話をしても、最初は自動応答で Instruction Permit の番号を入力することを求められる。しかし、人間に変わってもらって人間相手に、上記の事情を説明して、テストをブッキングする。だいたい3ヶ月先しか空いていない。

ミネソタ州のロードテストは路上ではなく教習所内でのテスト。自分の車を持っていって保安設備が動くところから確認する。また、他州では直進バックの試験があるが、教習所は狭いので90度バック車庫入れのテストに変わっている。縦列駐車もあるのでスキルも練習しておこう。あと、独特の用語も覚えて置かなければならない。

他州で落ちた話を聞いたりしていてビビっていた。自分の場合はロードテストの結果は一発合格。試験官の対応も丁寧だった。

手順としては、最初にドライブスルーの受付に行く。そこで予約の確認と必要書類(パスポート、SSN、I-94、保険)のチェック、保安設備(ウィンカー、ライト類)をしたあとレーンで待つ。指定の時間より若干遅れて試験官が到着する。最初は、その場で機器類(ウィンカー、ハザード、ワイパー、シート、ミラー、デフォッガーなど)の操作チェック。それから出発。通常走行以外の実技は、縦列駐車、90度バック駐車、坂道駐車(ハンドルを切る向きを復習しておこう)。

いくつかコツを書いておこう。

  • 最初に、英語が苦手なのでゆっくり指示して下さいとお願いした。
  • 練習しておく。縦列駐車など。テストの際は急がなくていいので落ち着いて。ポールに当てなければ切り返しをしても良いので、確実な操舵を。POORと言われたけどパスできた。
  • 目視確認を忘れずに。車には、ブラインドスポットミラーやモニターなどが装備されているが、テストでは目視確認が必要。
  • 歩行者優先と、停止サインの手前で止まるのはMUST。しかし、止まらなくていいところは自信をもって走行したほうがいい。テスト後に、止まらなくていいところで止まると後ろから追突されるよ、と注意された。

テスト合格後は、フォームに記入してIDを確認して、写真を撮って、手数料を払う。
実際の免許が郵送されてくるのは8週間と言っていた。それまではプリントアウトされたテンポラリライセンス、国際免許証、日本の免許証、パスポートを持ち歩く必要がある。




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