2018年7月31日火曜日

クレジットカード

米国生活で必要な金融サービスとして、最低限3つ。

* 国際キャッシュカード
* 米国クレジットカード
* チェッキングアカウント

米国はカード社会なのでクレジットカードは必須だ。ファストフードやスーパーでジュースを買ったときでもカードが使える。小銭が不要なので便利である。現金は割り勘での仲間内決済ぐらいしか使わない感じ。


通常の旅行での用途では日本で作ったカードでも使えるが、アメリカでの生活にはアメリカで発行されたクレジットカードが必須となる。

* 換算レート。日本で発行されたクレジットカードをアメリカで使うと、カード会社のレートでUSD→JPY変換されて決済される。ほぼ全ての支出がカードになった場合、非常に具合が悪い。
* アメリカで発行されたクレジットカードでないと使えないことがある。たとえばハワイでのガソリンスタンドの自動精算機がそうだった。人間を呼び出して、手でカードを切ってもらえればなんとかなるが、非常に不便である。(いずれにせよ現金はお呼びでない)
* クレジットヒストリ。クレジットカードを使うときだけでなく、家を契約するときなどで、クレジットカードの借金をちゃんと返しているという、クレジットヒストリという名の信用が必要になるときがある。

ただ、アメリカでカードをつくるにしても、クレジットヒストリーが無いと作れない。クレジットヒストリーはカードを使うことで蓄積される、という鶏卵問題がある。

日本からの赴任で行く場合に取れる有力な方法は、ANA CARD USA だ。日本の会社に勤務していて、ANAのマイレージクラブに入っていれば、クレジットヒストリーが無くても作れるし、出国前の日本から手続きを開始することができる。

ただし、年会費$70かかる。会社に負担してもらえればいいが、そうでなければ、クレジットヒストリーが溜まったら他のカードに移行しても良い。

1. 日本での申込み
1-1. ウェブで申し込む。(http://www.anacardusa.com/about/apply.html)身分確認証などはスキャンしてアップロードする形になる。
1-2. メールで指示が来るので、本人確認の電話をする。

2. 現地での受け取り
2-1. ANA CARD USA は米国住所でないと受け取れない。一方、家はまだ決まっていないので、勤務先に送付してもらって受け取る。

3. 受け取り後の手続き
3-1. 電話でアクティベートする。
3-2. ウェブサイトからオンライン・アカウントを作成する。
3-3. オンライン・アカウントから支払いに使う銀行口座を登録する。
3-4. SSN を入手したら、ウェブフォームでコピーを送って、SSNとの関連付けをしてもらう。
3-5. 住所が決まったら、オンライン・アカウントから登録する。
3-6. オンライン・アカウントから、AutoPay の設定をする。
3-7. オンライン・アカウントからPINを設定する。

あとは、オンライン・アカウントをチェックして、未支払いの請求を、支払って行くだけ。

4. オンラインでの支払い
デフォルトでは、銀行から自動引き落としになっていないので、最初のうちはアプリから振り込む必要がある。また、到着当初に、利用限度額を超えてしまいそうなときは、締め日前に自主的に支払うことで、継続的に利用ができる。また、銀行の方のアカウントを確認して、ちゃんと引き落とされているかどうかもチェックしておいたほうがいい。

5. AutoPay の設定
ウェブからAutoPayの設定をすれば、日本でのように自動支払が可能になる。支払い忘れは、クレジットヒストリーに響くので、忘れずに設定したい。タイムラグがあるので、請求書に`Auto pay-Do not pay`の表示が出るまでは、手動で支払わなければならない。

5. PIN の設定
ANA CARD USAは、当初はPINが設定されていない。少額だとPIN無しで決済、高額だと
サインが必要になる。ウェブからPINを設定しておけば、PINで決済できる。キャッシングサービスもPINが設定されていないと利用できない。

6. より有利なカードに変更する
1年ぐらいして、ウェブからクレジットヒストリー(FICOスコア)が720を超えたらぼちぼちだろう。Amazonの利用がおおければ、AmazonCardをおすすめされた。

0 件のコメント:

コメントを投稿