2018年7月6日金曜日

Life Hacks

フィリピンで2か月生活して、良かったと思う習慣について。
主観的で、説教臭くて、多分長いので、ほとんどの人は読まなくていいと思う。


1. 健康を保つ

健康を保つことはあらゆる生活の基礎となる。事前に聞いていた話しでは、たいがいの人が一度は体調を壊すと言われていた。実際、クラスメートも、ときどき体調を崩していた。しかし、幸いながら、私は一度も体調を崩すことなく2か月を過ごすことができた。

それまでに培ってきた基礎体力や、日常生活の工夫がうまく機能したと自画自賛している。しかし、多くの人がその大切さやノウハウを知らないように見えたので、書き下してみる。

2. 学習する

もちろん、フィリピンに来た目的は英語学習だ。私は英語がとくに苦手で、大学卒業後は、まともな英語学習をしていなかった。一方、クラスメートはほとんどが学生が20代で自発的に英語を強化しようとしている。そんなハンデでも、昔に身に付けた学習方法などは有効であった。学生時代に学習方法を身に着けておくことは、一生使える道具を脳内に入れて持ち運ぶことを意味する。

3. 興味を持ち変化を楽しむ

私の場合は、アメリカへの転勤もフィリピン留学も、たんなる上から言われた業務命令で、自分で希望したものでは全く無い。家族には大きな負担をかけるし、金銭的な負担・損失も大きい。普通に考えると、ロクなものではない。
でも、やはり人生に変化は必要だと思う。

これらは、いちど身につけると一生使える道具だ。

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1-1. 健康な体を得る

健康を保つためには、健康な体を得ることと、それを日々適切に運用することからなる。まずは最初の項目について。

成長期に運動することはとても大事だ。どんな種類の運動でもいい。いちど、運動できる肉体を得るとその後の人生が楽で楽しいものになるし、そうでない場合はハンデを背負って生きる(自覚はないかもしれないが)ことになる。成長期は、運動できる肉体を得る一番のチャンスだ。

といっても、特別な運動選手たれと言うものでは無いし、私自身も運動選手としては三流だ。

1-1-1. 持久的な運動ができる

持久的な運動ができると、歩いて行動する範囲が広がる。そのことで歩行習慣が付く。そうすれば体幹筋がつき、ブドウ糖を分解してエネルギーを生成するミトコンドリアが活性化し、太りにくい体になる。肥満や生活習慣病から遠ざかる、基礎的な肉体と、それを維持する生活習慣が身につく。

歩行程度の運動ではなく、ある程度息が上がるような運動でも、どれぐらいまで耐えれるかが想像できていれば、より高い運動量を長時間こなすことができる。しんどさに耐えるというのは、主に脳みそによって記憶されており、運動経験者は、いったん、体が弱っても、脳が体に鞭打つことによって、身体能力の回復が比較的容易だ。

食事制限だけで痩せるのは困難で辛いが、持久的な運動が習慣化していると太りにくく減量しやすい。

1-1-2. 姿勢を支える筋肉をつける

姿勢を支える体幹筋を得ることは、いろいろな意味で身体の基礎となる。正しい姿勢で腰痛などの疾病を防ぐ、持久的な運動をする体の基礎となり、運動習慣はボケや鬱などの精神疾患を遠ざける、基礎代謝が上がり太りにくい体になる。

いちど身につけた体幹筋は日常の姿勢を改善するため、定常的に使われて維持される。

姿勢を保つことは、身体コントロール能力の向上に繋がり技能の習得が容易になる。また、良い姿勢は、対外的に良い印象を与え、自尊心の向上などの精神的に良い影響もある。

例えば腰痛だが、よくある原因は座り方が悪い、というものだ。しかし、別のよくある原因は、股関節の柔軟性が悪く骨盤の傾きが変なので背骨に負担がかかるというもの。全体的な印象だけでなく体のパーツ(骨とか筋肉)の状態をきちんとセンシングして、解剖学的に正しいと思われる対策を行い、試行錯誤を繰り返すことで改善される。肩こりも同様。

1-2. 体調悪化のリスクを遠ざける

健康な体を持っていても、それを維持するための日々の運用が必要だ。

1-2-1. 風邪にかからない

なぜ、風邪を引くのかというと、ウィルスが粘膜から人体に侵入して増殖するから。侵入経路の粘膜としては、眼球、鼻の穴、喉、陰部などだ。ウィルスは皮膚からは人体に侵入できない。病人から出たウィルスが直接粘膜に到達する経路は少ない。病人のツバなどが飛散し顔の表面にウィルスが付く→手で顔を触って手にウィルスが付く→その手で目をこすって、目の粘膜からウィルスが身体に侵入する。

学校などの閉鎖環境では、風邪を引いているのに無理して出席している不届きな生徒との接触を完全に断つことは難しい。患者と近くに居た場合、なるべく早く、顔と手を洗って、皮膚に付いたウィルスが粘膜に転写される前に、洗い流すことが必要。

1-2-2. 体調の変化にすばやく気づいて対処する

非常に属人的で、個人の経験に依存することなのだが、体調悪化のサインに早めに気づいて、対処を打つのはとても重要だ。しかし、これには繰り返しのトライ・アンド・エラーによるノウハウの蓄積が必要だ。また、人によって異なるので、本記事で伝えるのは難しい。日頃から体調の変化に注意して、対策実験の結果を蓄積するしかない。

対処の例としては、アメを舐める(アメのブランドで効きも異なる)、水を飲む(硬水と軟水でも体の反応が異なる)、足を冷やさないように靴下を履いたり長ズボンを履く、ヨーグルト、炭酸水、野菜を摂取する、など。

2. 学習の方法を身につける

学校を卒業しても、仕事をしている限り、常に学習して知識を更新していかないと、世の中から取り残される。
むしろ、学校にいる間は勉強の練習をしているのであって、働きだしてからが勉強の本番だ。勉強した結果が金に直結する。

勉強するのに、一番いい方法は、人に教えること。
本を書いたり、ブログの記事を書くのは、コレに該当する。その過程で、疑問点が整理され、あやふやなところは調べ直し、自分なりの方法で再構築することで理解が深まる。もし間違っていたら、優しく指摘してくれるか、マサカリが飛んでくるか。どちらにせよフィードバックがあるのはありがたい。

語学学校でも、英単語の意味を英語で説明したり、例文を作るというのをやったが、この原理の応用だろう。

つぎは、勉強した結果を使ってみること。
プロダクトを作ることが代表的だ。学生時代にアルバイトでフリーランスのプログラマみたいなことをしていた。仕事を得るために、なんでも「できます!」と言って、受注が決まればその足で書店に行って参考書を買ってきて勉強しながら納品物を作る。そうるすことで、ずいぶんと仕事の幅が広がった。アルバイトとは言っても、金が絡んでいるのでプロダクトの品質に対してはシビアになる。生半可な勉強では太刀打ちできずに、真剣に勉強する。しかも、納期も決まっているので必死だ。

長くなるので別項目で述べたいが、高度な仕事であっても大きな製品の一部分を担当するのと、ヘボくても製品プロセスの全体を掌握するのとでは、学べる内容が全く異なる。「鶏口となるも牛後となるなかれ」。

もうひとつ気に入っているものに陶芸教室の話がある。ある生徒には品質に注意して作品を仕上げるように指示した。別の生徒には品質よりも数を重視するように指示した。結果は、数を重視するように指示した生徒が品質面でも圧倒的に上回った。最終製品まで仕上げる経験を数多く積むことの大切さを示している。

人に教えてもらったり、本を読んでみただけでは、あまり身につかないことが多い。
学校での勉強は、残念ながらこのカテゴリーに入ることが多い。先生も商売なので、本気で解らせるよりも、解ったつもりになって生徒に満足してもらう、となることが多い。しかも、金は出ていく。

ノートのとり方、自習の進め方、関連資料の探し方などは、人それぞれなところが多いので、ここでは具体的なテクニックについては書かない。他の生徒さん(ほとんどが10代20代なので、学生時代の記憶も生々しいだろう)を見ても、みんな工夫している。それを見ながら、自分の学生時代を思い出してリハビリしていた。


3. 興味を持ち変化を楽しむ

20歳から50歳まで30年働くとしよう。今、日常的に使われているもののうち、かなりの部分は30年前には存在しなかったか、全く別の性能だった。インターネットは始まったばかりでテキストしか見れない。動画なんてな時間もかけてダウンロードした。スマホはもちろん無い。YouTuber, Instagramer などの職業も無い。この30年で、日本の有名な大企業がいくつも潰れた。

時代は変わるし、昔はこうだった、と言っても無意味だ。
変化しなければならない。そんなときに、変化することを、ストレスとか努力と感じるよりも、変化それ自身を楽しめるようでありたい。
選択肢がある場合は、変化する方を選ぶ。

上にも、大学時代のアルバイトの話を述べたが、無理だと思ったことをやってみて、初めて人は変われる。想像できそうなことしかやらないのは成長が無い、つまり相対的には劣化していく。失敗しても死ぬわけではない。そのためにも、死なない程度のリスク管理は必要で、それも、小さなチャレンジと小さな失敗から学ばなければならない大切なことだ。

3-1. 環境を変える

人はどうしても、同じような人と集まる。変わりたくない人の周りには変わりたくない人が集まる。そして、その集団ごと時代に取り残されて沈没するしかない。そんなときには環境を変えるのが簡単だ。幸い、若い時には進学などで環境を変えるチャンスがいくらでもある。老けてからでも転職などすることがあるかもしれない。

これも持論だが、能力は環境に応じて開発される。
大学時代に洋弓をやっていた。当然、大学に入ってから始めた。入った大学は体育会の一部リーグでプレイしていた。その環境、要求水準の中で練習することで、大学から始めたにもかかわらず一部リーグでプレイできた。もし洋弓を大学入学以前からやっていたとして、下位校に入学してプレイしていたら、個人スキルはそこまで伸びただろうか? この実体験から、良い環境を選び、そこに身を置くことについて、強い意見を持つようになった。

3-2. 環境を理解して適応する

環境を変えた時に必然的にやらなければならなくて、身につくのが環境適応能力だ。これも回数をこなせば必然的に身につくが、最初から意識しておくほうがストレスが少なくて済む。

集団の中での過ごし方、というのが当初の目的だ。しかし、旅行などで知らない土地に行った時も、ある意味環境が変わる。そんな時に、行動範囲を広げてより楽しむことができるのも、同様の能力な気がする。

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