『日本人の英語』
マーク・ピーターセン著。岩波新書の古典的名著。
日本人が間違いやすい、冠詞や名詞の複数形、前置詞、時制、関係代名詞、などの英語の文法要素について、
比較形式で解説をしている。
比較形式というのが重要で、実際に使おうとした時の使い勝手の向上に繋がる。
「こういう場合には定冠詞を使います」という「A→B」だけの解説ではなく、なぜ不定冠詞を使うといけないのか、不定冠詞を使うとどういう意味に鳴ってしまうのか、と言う「¬B→¬A」な点がきちんと解説されていることに、本書の価値がある。冠詞だけでなく前置詞や時制などについても同様の解説方法をとっている。
一読しただけでは到底身につくものでは無いし、話し言葉であまり活用できているわけではない。
しかし、メールを書く時など、いったん立ち止まって、この場合はどうするのがいいだろうか、と考えなおすきっかけにはなっている。
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