2022年5月25日水曜日

Monetary Bay Aquarium

 せっかくカリフォルニア方面に来たので、行きたかったモントレー水族館にも寄る。


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モントレーの街はかつてイワシ(Sardine)が大量に獲れたので缶詰工業が繁栄した。今は水族館が観光の中心。門前町は京都の嵐山や沖縄の国際通りみたいな、アメリカンノスタルジアな「観光地」となっている。



チケットは事前のネット購入のみ。購入後はApple Walletに入る。

展示は英語とスペイン語。さすがカリフォルニアである。館内でも普通にスペイン語が話されている。

地理的には寒冷なカリフォルニア海流が沿岸部を流れる冷涼な海。ケルプの森、ラッコ(Otter)がそのシンボルとなっている。それだけではなく、近くを流れるサリナス川が海底渓谷を作っており深海でもある。寒流の影響で気温は肌寒く上着がいるぐらい。

水族館の展示はケルプとラッコがメイン。さらに大洋(Open Sea)。大洋は回遊魚(表層)、クラゲ(中層富裕生物)、深海が展示されている。海鳥の展示もあり、あくまで地理的な関係を軸にしている感じ。いちおう、人気のコーラルシーの展示もあるが子供向け。その次が環境。地球温暖化ではなく、マイクロプラスチックと持続可能な漁業が取り上げられていた。世界の趨勢は持続可能漁業。日本は完全に取り残されている。

 






『ニモ2』で主人公がこの水族館に迷い込んできていたが、クマノミがここに来たら寒くて死んでしまうと思う。

展示がモントレーの地に軸足を置いていることのもう一つの特徴が屋外展示。水族館の目の前の海がケルプの森で、カモメなどの海鳥だけでなく、ラッコやアザラシも生息している。テラスに望遠鏡が設置してあって、私も、アザラシとラッコを見ることができた。ただし、カメラと望遠レンズは重いということで持ってこなかったので、携帯の拡大撮影で。

ラッコは水族館の卒業生も居るがアザラシは野生。クジラやオットセイも見えるらしい。

海! 海を見るのも久方ぶり

ケルプ水槽のしくみも興味深い。3Fから見学することができる。ケルプを揺らすために造波機があり、水面のケルプが渇かないように水を撒く、鳥よけのナイロン、水は大量に交換する、など。



土地がら、歴史がら、サーディンもいっぱい展示されていた。サーディン=オイルサーディン=イワシを油漬けして加熱処理したもの、アンチョビ=カタクチイワシを塩漬けにして発酵させたもの、という調理方法での理解が日本では一般的かもしれない。しかし、英語ではサーディン=普通のイワシ、アンチョビ=カタクチイワシと、生き物として違う魚として認識されいてるのが興味深い。調べてみると、分類的にも、アンチョビ=イワシ目カタクチイワシ科の総称、サーディン=イワシ=ニシン目ニシン科のマイワシ・ウルメイワシなどの総称、と科レベルで違う。水族館の展示では尾びれの開き方が違うのだ、と書かれていた。




館内は飲食持ち込み禁止。カフェでキングサーモンサンドとビールを頼んだら$28.93!カリフォルニアは物価が高い。


水族館近辺は残念な感じだが、ホテルはダウンタウンにあって普通におしゃれな雰囲気。ミネソタとは洗練度が違う。近くのフィッシャーマンズワーフも悪くない感じ。海辺には普通にアシカが群れていた。



トレーダー・ジョーズで朝食の買い物。カリフォルニアでは州法により、買い物時のバッグに$0.25かかる。エコバッグやレジ袋を折りたたんだものを忘れないようにしよう。


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