11月のまとめ。これまで、平均して年間50本ぐらい記事を書いていたのだが、2024年は30本に届くかなさそうなペース。通常運転の日常生活なのだが、重複することは記事にしなかったり、で本数が減ってしまった。
感謝祭の週末は冷え込んだ |
低レイヤー本。コンピュータの進歩にともない、前書よりもハック数が減っているがページ数が増え、より深い内容になっている。ほとんどの人にとって、日常的にこういった話題と接する機会は少ないが、トラブル対応の場面などでは広くて低い知識が必要になることが多い。アタマの中に入っていなくても概観を知っておくだけでも助けになる。本書については、実利的な観点だけでなく、とにかく面白い、というのが一番素晴らしいのだが。
こういったことをすぐに試してみるためにも、Intel Linux Boxが一番情報が多くて便利。世の中Armも増えているし、RISC-Vも来るので、新しいこともやっていかねば。
妻がアメリカに来れる機会があったので、前から行きたがっていたワシントンDCの博物館めぐりをしてきた。
DC中央部にナショナル・モールという公園があり、スミソニアン博物館群やその他の博物館、記念碑、行政施設(ホワイトハウスや国会議事堂)が密集している。そこを4日かけて、じっくりと観光する。ホテルは郊外のアーリントン近郊にとり、ナショナルモールまでは地下鉄(メトロ)で移動する。ナショナル・モールには、Smithoniam、北西部にGeorge Washingon University(GWU)という大学、Foggy Bottomという駅がある。
『ナイトミュージアム2』で事前に予習しておくとよいかもしれない。
タイトルの通り失敗事例集。想定の舞台が、よくある受注型大規模SIではなく、自社開発のロボットアームFWと周辺ツール開発、ということで、わりと今の業務に近く親近感を感じる。中身はよくある感じだが、実際、今の職場で、この本にかかれているようなことは、ほとんどのことが生じている。アタマの良い人達、とくにローテーションで降ってくる管理職の人たちは、なんでも自分たちで考えようとするのか、こういった、本に何度も書かれている典型例でさえも、ゼロから経験しようとしていく。ちょっと本を読めば、先回りして回避できるようなことでも。進捗会議でアレコレ議論するのではなく、(本書に限らず)読書会でもしたほうがいいような気がするが。
技術系のキャリアパス、役職についての話。O'Reillyにも類書があるが、本書は経験談が主体。いろいろな人の経験談(アメリカが多いが日本人の話も)が掲載されている。しかし、どれも「技術的にツヨくなってスゴい製品を作って世の中を変えよう」ではなく「 上の人に気に入られて上の人に求められるような働きをしよう」となっていて、すこし萎える。
フィールドを歩いていると植物を見かけるのだが、中身は全くわからず「生えているなー」ぐらいだった。すこしでも掘り下げるために読んでみた。もとは雑学事典だったのが文庫化したもの。原題のとおり観察よりも雑学が主なコンテンツ。わかりやすくて楽しく読めたが、観察スキルはあまり上がった気がしない。
この記事では、PCT/TRTのEcho LakeからTahoe Cityまでの区間を3泊4日で歩いた記録を紹介する。
次については他の記事を参照
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交通の便も悪く、あまり知られていない国立公園。しかし、見どころがコンパクトにまとまっていて、それほど混んでいない。山に登って、地獄めぐりをして、とても楽しめた。もう一日あったら、他のところもハイキングできただろう。
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3泊4日のPCT/TRTハイキングの装備編。移行と思ったときから、いろいろ実験と検討を重ねて荷物を準備。結果的には過不足なく、適度なパッキングができたと思う。
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今年の夏のメインアクティビティとして、カリフォルニアとネバダの境にあるタホ湖の周囲を一周しているタホ・リム・トレイル(TRT)に行ってきた。時間が無いので一周ではなく、PCT(Pacific Crest Trail)と区間を共用しているデソレーション原野をメインに、3泊4日のハイキング+ラッセン火山国立公園という計画。
めちゃくちゃ長いです。
この記事は、計画と旅行全体についてのまとめ。個別の記事として次の詳細記事がある。
写真はクリックすると拡大されます。今年の春ぐらいから、発進時などに踏み込むと、フロントのチェーン落ちが発生するようになってきた。今シーズから、チェーンオイルをワックスに変えたり、チェーンの接続をピン圧入から取り外しリンクに変えたからかな、と思っていた。いろいろ調べてみると、チェーンリングが減っていて交換が必要そうだ。
先日、雑談で暦関係のことを話していたら「ブログにまとめろ」と言われた。一時帰国をしていたりで、結局6月は一本も書かなかったので、書いてみよう。
最近、YouTubeなどで見かけることが多くなったMilestoneのヘッドランプを購入。日本で通販で購入して妻にハンドキャリーしてもらった。リチウムイオン電池やUSB-Cなどの新しい技術を使いこなし、点灯パターンや固定方法などもよく考えられたデザインで非常に満足度が高い。既存品に比べて新しさを感じる。
以前持っていたものと比べて、使い勝手を紹介したい。
5月の最終月曜日はメモリアルデイとなっていて、祝日。勤務先も休み。ミネソタでも気温が上がってきて、大学なども夏休みに入る。だいたい、メモリアル・デイから、9月1周目のレイバー・デイまでが「夏!」という雰囲気(そこからあとは学校が始まる)。せっかくなので、野外活動サークルの皆さんにお声がけして、外で遊んできた。
ミネソタの州立公園には多くのキャンプ場が提供されている。
普通のDrive-Inのキャンプ場(キャンプサイト内に車を駐める)だけでなく、Drive-In-Electric(電源あり、RVなどで使う)といった高規格のもの、Cart-In(駐車場からカートで荷物を運んでいく)、Boat-In(川からカヌーなどで行く)、馬をつなげるようになっているキャンプサイトもあるし、冬はクロスカントリースキーとソリでアクセスするサイトもある。歩いてしかいけないサイトもあるし、とくに1/2mile以上のハイキングを含むものはバックパックキャンプの練習として最適だ。
ミネソタの5月上旬はまだまだ寒いが、練習や機材テストも兼ねて Maplewood state parkでバックパックキャンプに行ってきた。
グランドシート、左からペグ、ポール、インナー+フライ、雨具、マット、寝袋カバー、ダウン上下、枕 |
ミネソタで6年、いつのまにかクッカーが増えてしまった。最初は知識がなかったり、しだいに趣味趣向が変わってきたり。用途に応じて使い分けることもあるし、今では使わなくなってしまったものもある。
比較して整理してみる。これから買う人の参考になれば、この散財も報われるだろう。
いろいろ書いたが、一番下の、Firemaple + Windmaster + Fold a cupのセットが、湯沸かし用として汎用性や耐候性があり、スタッキングの具合がよく、マルチデイのハイキングにピッタリということ。
大きさ比較。Optimus Crux、Jetboil Flash、Firemaple、Ti Pot500+Windmaster |
現代の天文学の入口。「シリーズ 現代の天文学」は日本天文学会のプロジェクトで天文学のすべての分野を網羅する教科書として、現役の研究者が最新の成果を、高校生でもわかるように平易に解説するシリーズ。本書は第二版として新しい知見をふまえて改定された最新版。第一巻はすべての分野への入口として俯瞰できるような構成。興味をもった分野を第二巻以降から深堀りするために。
本書のような内容(ビッグバン、銀河系、星の一生、など)は興味があれば啓蒙書などで読むことができる。本書は、その最新版を体系的に俯瞰することができる。
2024年4月8日はアメリカで皆既日食が見られる。
観測し易いものとして、前回は2017年8月22日。アメリカで見られた。2035年9月2日には日本で見ることができる。それ以外にも、日食はけっこう発生しているが、見ることができる地域が限られているので、観測し易い場所で見ることができるのは、かなりまれだ。
皆既日食を見られる場所まで移動して、しっかりと楽しむことにした。妻も興味を示し、日本から見に来る。
EOS-70D(APS-C)+Tamron 300mm 3840x2160等倍切り出し |
同様のテーマの本は多く出版されている。本書は、プロダクトマネージャーの仕事をやっていくのに必要な、具体的な知識や技術ではなく、実際にやっていくなかでのつらさ、困難さ、それをどうやって乗り越えていくのか、ということに重心をおいて書かれている。製品を開発していくなかで、意見の異なるチームの板挟みになったり、思ったような製品ができなかったり、ということが頻繁にある。そんな中で自分の中心をどこに置き、チームや上司と、壁を壊して、どのように粘り強く交渉していくか、ということだ。本書では、かっこいいフレームワークは出てこない。ハードスキルではなく、ソフトスキルに焦点をあてる。コミュニケーション、リサーチ、組織力、実行というスキルを使いこなしていくこと。プロダクトマネジメント以外にも当てはまる汎用性が高いことだ。
ネットで話題になっていたので、日本に一時帰国したときに買ってみた。
マーボー豆腐は好きで、自分好みの配合で何度も作っている。普通の市販の麻婆豆腐の素よりは自分で作ったほうが好みに合っている感じだ。しかし、この「極」は市販品であることを隠して麻婆豆腐専門店的なポップアップストアでも好評を博していたとのこと。麻婆好きとしてはぜひ試してみたい。
コロナ対策を振り返る尾身会長の手記。コロナ対策は必ずふりかえって置かなければならず、尾身氏は対策の中枢であった人。具体的なコロナ対策の記録という点でも価値があるが、このような困難な問題と状況で、きちんと文書を残し、粘り強くコミュニケーションをし、ときには苦言を呈し、内部からの反発もあったり、外部状況の急速な変化に対応したり、それを自分自身が悩みを含めて語っているところに価値がある。専門家としてのリーダーシップのあり方を示した。
行軍中に瓶詰め食品が割れることにキレたナポレオンがアイデア募集して缶詰が生まれた、という話は有名である。現在でも兵站と軍用糧食(レーション)では(米軍では)重要な問題であり、研究開発が続けられている。そこから生まれた加工食品の中で、現在では身近になったものの例として、インスタントコーヒー、エナジーバー、レトルト食品、濃縮還元ジュース、プロセスチーズ、などがある。食品加工、菌を増殖させない技術、梱包などの技術は民間にも転用されて、加工食品がスーパーに並ぶ。だから、アメリカ人が日常的に食べるものはレーション的なものなのだ。本書ではそれらの保存食につかわれるテクノロジーを解説している。