人工衛星を作って打ち上げたい人向けに。
CubeSatという10cm角の小型衛星を打ち上げるというプロジェクトがあり、主に大学などで取り組まれている。本書はそのプロジェクトを指導している日大の先生によるもの。平易な教科書的な内容。もうすこしハードやソフトの信頼性に関する知らない話があるかと思って購入したが、商用衛星プロジェクトではなく学生プロジェクト向けなので、そうではなかった。
『宇宙用コンピュータの構成と設計』のほうがマニアックでよかった。
人工衛星を作って打ち上げたい人向けに。
CubeSatという10cm角の小型衛星を打ち上げるというプロジェクトがあり、主に大学などで取り組まれている。本書はそのプロジェクトを指導している日大の先生によるもの。平易な教科書的な内容。もうすこしハードやソフトの信頼性に関する知らない話があるかと思って購入したが、商用衛星プロジェクトではなく学生プロジェクト向けなので、そうではなかった。
『宇宙用コンピュータの構成と設計』のほうがマニアックでよかった。
人体の仕組みが医学的な見地から書かれている。各節ごとに異なるトピックを扱っていて、一つ一つは短い。文章もわかりやすく、例示も頭に入りやすく、非常に読みやすい。半分ぐらいはよく知られた話だが、気楽に読んで知識を増やすにはちょうど良い本だろう。健康というのはQOLに直結するし運動できることは楽しい。しかし情報は虚実あふれている。合理的に効率よくやっていくための人体に関する正確な知識はとても有用で、本書がよいとっかかりになるだろう。
2021年の年末。会社の制度を利用して日本に一時帰国することにした。
コロナ禍はまだ続いており、とくに、日本への入国は相変わらず制限が多い。
この記事では、2021年末時点での、米国での事前手続き、日本への入国手続き、日本入国後の状況、日本出発時に必要な手続き、米国への再入国のための情報をまとめていく。
情報共有の目的のため、米国再入国まで、記事を随時更新する。
言われているほど「意識高い系」ではなく、普通に面白かった。社会問題(貧困、人口など)を統計を通じて扱う。本書のメインの主張は、データを通して見ると昔(1980年とか)に比べて世界は良くなっている。我々オジサンが子供の時に学んだ知識は統計を通じてアップデートして、現在の世界を把握しないと判断を間違える、ということ。老人の意見は判断に影響を及ぼし、その知識は古くて間違っている。
本書では「誤解の原因は人間の10の本能のせい」だとしている。古来、人類が誕生したときに生存に必要だった行動規範が本能として現代にも引き継がれている。その本能によって間違った思い込みをしているので、典型的な3択クイズに対して33%(ランダム=チンパンジーレベルと呼称)よりも悪い正解率となる。
料理の本ではなく地学の本。著者は地質学者で、プレートテクトニクスや火山・大陸の生成を専門としている。和食の素材が日本の地形とどのように関係していて、その地形がどのように生成されているかを12のテーマに合わせて解説している。日本列島がなぜ今のような形に作られたのか、その成因がわかりやすく解説されている。
地質の話だけでなく、その日本の地形がどのような風土や食材を産み、どのような料理になるのかという話、食材の旨味が生成される生化学の話、それらを活かす料理人の技術の話も興味深い。そして、その料理の描写がとても美味しそう。
以前に読んだ『なぜ地球だけに陸と海があるのか』と同じ著者。こちらも面白かった。
条件を満たせそうなのと、アメリカでもブレイクスルー感染(ワクチンを摂取していたにも関わらずコロナにかかること)が発生しているので、コロナワクチンのブースター接種(3回目)を受けに行ってきた。
1回目、2回目の様子はこちら→ https://cold-darkstar.blogspot.com/2021/03/vaccination.html
9月に入ると、夏が終わり気温が低い日が増えてくる。夏の終わりは寂しいが紅葉のシーズンはあちこち巡りたくなる。例年、10月には初雪だ(積もらないが)。
ミネソタはフィールドが広いが、日本のような絵に書いたような紅葉を楽しもうとすると、すこし工夫が必要になってくる。
ミネソタではトンカツを出す店は知らないが、COVIDが落ち着いて、旅行に行った人がトンカツの写真を上げたりして。
スーパーに行けば、KIKKOMANのJapanse style PANKO(Bread crumbs)が売っているので自作してみた。せっかくなので、中の豚は極厚で、かつ低温調理でしっかり・しっとりと火を通す。
5cm 極厚トンカツ |
私のパスポートは駐在以前に取得していたものなので、駐在期間中に有効期限が切れる。アメリカ国内でも領事館でパスポートの更新手続きが可能だ。本来は、申請・受け取りともに領事館(シカゴ)に出向くのだが、ミネソタのような遠隔地では、郵送で申請、領事出張サービスの時に受け取りという手順になる。しかし、コロナ禍の折り、領事出張サービスが停止中なので、受け取りは領事館に出向かなければならない。
ネットで本書が紹介されていた。
2ヶ月でヤレみたいなスケジュールが降ってきて(できるわけがない)、応急処置に応急処置を重ねてなんとか6ヶ月後ぐらいに対応できて、最初から6ヶ月あればもうすこしマトモな手段が取れたな〜と反省するまもなく、緊急対応が休むまもなく連続する、というような感じはよくあることだろうか。やっている本人は「これこそがアジャイルだ」と思っているけど、メンバーは疲弊するばかり。なんとかリリースは出すけれど実現されるものは年初計画とはどんどん離れていく。考課は推して知るべし。
本書で提唱する計画は、日数で見積もるのではなく、相対的なポイントでユーザーストーリーの大きさを見積もり、それに速度計数を掛けてイテレーションの計画を立てる。イテレーションの期間に遂行できるポイント量を割り当てて実行する、ということでもある。やってみると、これがよく当たる。スケジュールの精度が良く、将来の見通しが良くなり余計な仕事が減る。計画に用いるパラメータの具体的な計算手順や、ケーススタディも充実していて、分厚いがそのぶん実践的な本である。
自己流で工夫したやり方を重ねるよりも、外部で実績がある方法をまずは試して取り入れてみよう、となるかどうかは職場の雰囲気によるだろう。スケジュール管理・プランニングも、電気回路理論などの固有技術と同様に、理論や方法論があり、自己流の経験で苦労するよりも学んで身につけることができる技術ということを、まず理解しよう。だれしも、リンゴが落ちるのを観察して万有引力の法則を自分で苦労して再発見したくないだろう。
自転車ライドイベント。ミネアポリスにあるクラフトビール・ブリュワリーであるFultonが主催しているので、ゴールパーティでビールが飲める。距離は100マイル。グランフォンドとはいうがミネソタではたいしたアップダウンがあるわけではない。みんなで自転車に乗ってビールを飲もう、ということ。例年は5月にあったのだが、今年はコロナの影響で9月末にオクトーバフェストとの同時開催。
この夏(2021年)の国立公園への旅行について、Iさん、Sさんにお話していただきました。
00:44 Yellowstone + Grand Teton NP
17:26 Devils Tower + Badlands NP
26:50 Grand Circle
Apple Podcast, Google Podcast, Sptify, Anchor.fm などから Minnesota Hoso Kyokai を検索しても聞くことができます。
https://anchor.fm/nobuhiro-kondo
前にGrand Teton NPに行った時に、山岳風景の美しさを再認識して以来、Glacire NPが訪れたい所のリストに並んだ。今年はコロナ開けで大変混んでいる、入場規制がされているというニュースを見て諦めかけていた。しかし、友人が行って来たという話を聞いて調べてみると、ちょうど9月のレイバーデーの休日近辺に道路規制チケットの空きがある。飛行機、ホテル、レンタカーなどを予約して行って来た。
冬にFat Tire Bikeを借りて楽しかったので、夏はMTBを借りてみる。予想通りとても楽しかったが、夏は他にやることも多く、あまりリピートできなかった。来シーズンもやろう。
記事にし忘れていたのでいまさらながらアップ。
フライパンの話。アメリカのキッチンは、とくにアパートでは電熱式の所が多い。鉄パン、中華鍋は不向きで、コーティングタイプが第一選択になる。コーティングにも寿命があるので、中型(8in=20cm)フライパンを汎用として、小型(7in)を卵専用として運用していた。炒めモノをするとコーティングがダメージをうけ、毎朝の目玉焼き(両面焼きたい)で返す時に、こびりついたりするのが嫌なのだ。
春先に、中型フライパンのコーティングが傷んで、焦げ付きが増えてきたのでそれをキャンプ用に回し、あらたに汎用調理用のフライパンを購入した。
これが、長期間にわたって、購入当初のツルツル具合を維持していて素晴らしいので紹介する。
これまでのフライパンは、だいたい初期性能が維持されるのが3ヶ月ぐらい。6ヶ月ぐらいで不満が出だして、オムレツには使わずに焦げ付き覚悟の調理用に格下げ、12ヶ月ぐらいで買い替えしていた。
ミネソタには野球のメジャーリーグ球団としてミネソタ・ツインズがあり、本拠地をミネアポリスのターゲットフィールドとしている。それとは別に、セント・ポールにはマイナーリーグの球団としてセントポール・セインツがあり、セント・ポールのCHSフィールドを本拠地としている。CHSフィールドはアパートから徒歩3分ぐらいなのにも関わらず、これまで試合を見に行ったことがなかった。友人が無料チケットで誘ってくれたので観戦。
一般的には誕生日が有効期限となるらしいのだが、駐在員の場合、一般的にDriver's licenseの有効期限はビザなどの滞在の有効期限と結び付けられる。先日、ビザの更新を多なったということは、Driver's licenseも有効期限を迎えるということ。親切にも約2ヶ月前に期限切れ予告の手紙が来るので、それにしたがって更新手続きをすれば良い。
今年(2021年)のペルセウス座流星群の極大は、ミネソタ時間で8/12(木) 14:00ごろ。伝統的七夕が8/14(土)なので、月は十分に暗い(伝統的七夕は旧暦の七月七日なので月齢は7、織姫と彦星の逢瀬のために天の川を渡る船に沈む上弦の月が例えられる)。せっかくなので、8/13(金)の夜から近郊のAfton state parkのwalk in campgroundでキャンプをしながら流星の撮影を楽しむ計画を立てた。極大からはずれているが、そこそこは見れるだろう。都心部に近いとはいえ、Afton state parkはComo parkよりは条件は良いはずだ。それに、キャンプだと飲みながら撮影できる。
学研のひみつシリーズではなくO'Reilly。技術書ではなくビジネス書だが、仕事で無理やりモチベーションを上げる必要があったので。
副題のとおりSpotifyでの働き方の説明。スクワッドというチーム制度やプロジェクトという終わりがあるやり方ではなく継続的改善を中核にする、という具体的な方法論も述べられている。しかし、最も大切なことは、チームに権限をあたえ、信頼すること、と繰り返し語られる。それがなければ、仕組みをいろいろと真似してもうまくいかない。それさえあれば、やりかたは違えど、チームは主体的に目標を定め高い生産性でモチベーション高く動く。
本書のようないい感じに働ければ良いな、と言う話ではなく、現実的に、そのような会社と今後は競争していかなければならない、ということでもある。
Saint PaulにはScience Museum of Minnesotaがあるが、近郊にBell Museumという自然史博物館もある。
University of Minnesotaの一部で小規模な博物館だが、プラネタリウムを含む天文の展示と、素晴らしい剥製によるミネソタの自然に関する展示がメイン。とくに、ミネソタの自然に関する展示をよく学んでからフィールドに出ると、景色の味方や解像度などが異なってくるので非常に良い。
ふだんは自宅から自走で行ける範囲を自転車で走ることが多いが、今シーズンは車載して出先で走ることも増えた。車にキャリアなどが付いていないのでめんどくさがっていたが、やってみれば車載もそれほど大変ではない。ミネソタも、ただ、だだっ広いだけでなく、地域ごとに個性があり、それらの多くは地質から来ていて、コースの特性・景観などに反映されている。
関連リンクを多目に張っておいた。興味ある方はその先も辿ってみると面白いだろう。
渡米時、もともとの食器は日本においてきたので、ほとんど食器を持ってきていない。必要最小限で暮らしていたが、ウィスキーやワインを飲むのに、グラスが欲しいと思っていた。スーパーでちょうどいいのを見つけたので買ってみた。
第4回はAさんをお迎えして、フルマラソンを走った経験について話していただきました。
途中、通信環境が悪く音質が低下していますが、内容は非常に興味深いことをお話ししていただきました。
↓音が出ます。
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スマホを買い換えてカメラの性能が良くなったり、アウトドア系のYouTubeを見るようになったりで、いまさらながら、自撮り棒を買ってみた。なかなか良い物だったので紹介したい。一人で行動することも多く、風景だけではない自分が写り込んだアリバイ写真も残しておくことができるようになった。アラフィフにして自撮りに目覚めるおじさん。
予防接種も完了したことだし、ユタ・アリゾナ一帯のグランドサークルと呼ばれる国立公園群に行ってきた。長くなるので、各公園については記事を分け、本記事では、全体的な計画や、個別記事に含まれない項目について述べたい。
みなさんご存知のグランドキャニオン。アメリカで2番目に来場者が多い国立公園。1番目はGreat Smoky Mountains NPだが入場無料で数えていない。 世界遺産でもある。
グランドキャニオンについてよく言われることが「写真で見るよりその目で見たほうが断然すごい」。事実だと思う。写真もたくさん貼ってあるが、それで伝わるかどうか。写真はクリックすると拡大される。
ユタ州にある国立公園。バージン側が大地を削った渓谷を下から見上げる。巨岩がそびえ立つ景観でも有名だが、川の両岸が迫るNarrowsと呼ばれる渓谷を遡上することができることでも有名。
Zion NPからArches NPへの移動中に訪問。独特の宮殿状の地形を見ることができて興味深い。Zionほど混んでおらず、昼過ぎに着いても駐車場には駐めることができる。リムの上にメイントレイルがあり、そこから谷底にハイキングで降りていくスタイル。比較的、高所にあり(2500m)、Zionよりは凉しいが6月上旬の日中は半袖で気持ちが良い感じだった。富士山五合目よりも高い。空気が薄くてハイキングがしんどいという情報もあったがそれは感じなかった。
Arches NPに1000ごろに着いたら、すでにLot Fullで入園できない。近くのCanyonlands NPに寄る。 軽いハイキングで体を厚さとスラブに慣らす。1300発、1400にArches NPに到着したら入場できるようになっていた。
ワクチンが普及して暖かくなったら、忙しくなるだろうと思って、その前にキャンプ。グループに募集をかけたら思いのほか人数が集まった。場所は前回と同じFrontanac State Park。州の南側にあるので比較的温かいだろうと。今回は2サイト予約。宿泊15名+日中数名。参加者の皆さんにもそれぞれのキャンプスタイルを披露して頂くような感じで。
今年もアウトドアのシーズンが始まった。去年、非常に楽しかったので、テンカラセットを購入して今年も行こうと思う。
本年の釣り初めはWhitewater State Park。ちょうど 4/24がState Park Fee Free Dayだったので、すこし遠いが行ってきた。
第三回はYさんをお迎えして、自転車イベントに参加するための準備などについてお話しました。
↓音が出ます。
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以前、本の紹介バトンで『なつのロケット』を紹介したら、October Skyと似ている、というコメントをいただいた。どちらも、素人がロケットを作って打ち上げる話。機会があったので日本からBDを取り寄せて見てみた。
あらすじは、ソ連のスプートニクスの打ち上げに刺激を受けた田舎町の高校生が自分たちでロケットを作って打ち上げる話。人物設定や背景、サクセスストーリーなど、全てがアメリカ映画的。しかし、これは実話をもとにした話で主人公の少年は実際にNASAでエンジニアになっている。こういう、いかにもな話が実話であることが、実にアメリカ的であると思う。
1961-04-12は世界初の有人宇宙飛行ボストーク1号の打ち上げ、および、1981-04-12はスペースシャトル(コロンビア)の初打ち上げ。世界宇宙の日
看護師である筆者が実際に体験した事とその体験に対して考えた事。筆者自身が様々なマイノリティ(LGBT、貧困、依存、などなど)と接し、筆者自身がそれらとの境界を生き、医療職としての自分と当事者としての自分の葛藤が書かれている。非常に生々しい体験がいくつも綴られているのだが、分析的で冷静な文章のおかげで読み進めることができる。
私自身は業界のほんの片隅で、このようなことを内側の人間として経験することはないだろう。しかし患者として医療と接する可能性は常にある。筆者が感じたようなこと、医療者がどのようなことを考えて業務に取り組んでいるのか、ということは参考になる。
第一回目接種。
MNでは3/30からコロナワクチンの接種対象を16歳以上の全員に拡大した。 これまではわりと順番に、という感じだったが、優先すべき人にも十分行き渡ってきたのだろう。
MNの予約サイトに情報を登録しておいたら、抽選で当たった、とのメールがやってきて、それよりも若干早くに接種を受けることができた。
業務でチームでソフトウエアをアジャイル的手法で開発している人々へのインタビュー集。 G社などの話よりも小規模のチームで担当範囲が広く、開発が顧客要求に直結しているところなどが今の勤務先の開発状況と類似していて、参考になるところが多い。新規機能の開発だけでなく、技術的負債の返済など、あまり語られない領域についてよく書かれている。コードをリファクタリングしていくなかでの事業のリファクタリングも行うなど、コーディングは経営、をよく表している事例もある。
ラムダノートという新興の技術書出版社からの刊行。
COVID-19のさなかだが、ビザ更新のために日本に、約1年ぶりに一時帰国した。前回は2020年2月に業務のため帰国していたが、コロナ拡大でアメリカに入れるかどうか怪しかったので3月に急遽USに帰って来たのだ。
USはコロナが蔓延しており、陽性率は10%近い。医療は崩壊に近く、万が一コロナに感染したら、入院しても面会禁止のまま廊下に放置され、そのまま死んだら死体袋に詰められて遺体は庭に放置、しばらくしたらどこかに埋められて、骨も帰らない、というような状況を覚悟していた。無事に日本に帰れて家族と会えたことを感謝したい。
こういう状況下なので、通常とは異なることが多発する。顛末をまとめておこう。
注意:これは2021年2月中旬に日本に入国した場合のこと。3月19日付でさらに厳しくなっている。実際に入国する場合には最新情報を参照する必要がある。