2019年12月10日火曜日

『日本人の勝算』

日本の現状を分析して将来の経済政策を提言する。基本的には政策提言なので、この本を読んだからといってなにか自分が変わるわけではない。しかし、大量の分析をもとにした筆者の提言は説得力がある。

 https://www.amazon.co.jp/dp/4492396462

現状分析として、日本は極端な人口減少・高齢化社会になっている。その結果、非常に大きなデフレリスクにさらされており、このままでは経済縮小は避けられない。それを克服するためには高付加価値・高所得資本主義に変わっていかなければならない。そのための政策のキーは「最低賃金の引き上げ」。それによって、生産性の向上、輸出の増加、小規模企業の統合を狙う。最低賃金を引き上げると失業率が増加するというよくある反論については、イギリスでの実例を引き、生産性の低い企業が経営できずに倒産するが市場がある限り、倒産した企業は統合され、労働者は統合された大企業で働くことができるので給与も向上し失業率は上がらない、と反論する。

私も、日本の現状は、縮小市場における過剰な競争による低賃金化、それによるデフレが将来的なリスクであると考えており、筆者の考えには共感できる。ただ、それを実現するためには「最低賃金の引き上げ」を主張している政党に投票したいのだが、現状はほとんど選択肢が存在しない。

2019年12月2日月曜日

Portland

Thanks Giving の休暇に、前から興味があったポートランド(オレゴン州)に行ってみた。曰く、全米で最も住みやすい、自転車の街、コーヒー、クラフトビール、アウトドア。印象に残ったのは、料理が美味しい。アメリカンな味付けではなく、日本人でも好きになれるような繊細な味わいが多く、結果としてグルメツアーとなった。




2019年11月27日水曜日

『観察スケッチ』


https://www.amazon.co.jp/dp/4798619183



プロダクトデザイナーの檜垣万里子氏がツイッターで #観察スケッチ を投稿しているが、それのまとめ本。檜垣氏以外のデザイナーによる観察スケッチも収録されている。
製品をスケッチしながら、その構造の裏にある製法やデザイナーの意図などを見つける、という活動。
大量生産される製品は、あるていど製法が決まってきて、その製法からくる制約がある。たとえばプラスチックの射出成形するための抜き勾配など。デザイナーがその制約をどのように考え、どのように処理しているかが、スケッチをすることを通じて詳細に観察すると見えてくる。また、制約以外でも、直線やRの処理、寸法の丸め方や比率なども、寸法を測りながらスケッチしてみると、デザイナーの意図が見えてくる。
技術的な観点で参考になるだけでなく、そこに添えられたコメントから製品に対する愛情が感じられるのも良い。

2019年11月25日月曜日

『新しい料理の教科書』



https://www.amazon.co.jp/dp/4838730241



アメリカは物価が高いので必然的に食事は自炊が中心となる。日本ではほとんど料理をしていなかったが、アメリカに来てゼロから覚えていっている状態だ。

定番の料理のレシピを、科学的に分析し、改善提案をしている。その理由が科学的に書かれていて、理系としては理解しやすいのがよいい。

例えば、ニンジンは茹でずに焼いたほうがいい、なぜならば旨味成分が水溶性だから。逆にブロッコリーは旨味成分が脂溶性なので茹でたほうがいい、など。それ以外に、肉の下処理や熱のかけ方なども参考になるテクニックが多く紹介されている。

部分的には、最近のネットレシピで紹介されている原理が多く、3割ぐらいは実践済みだった。残りのレシピも試してみたい。

2019年11月15日金曜日

『ビジネスパーソンの英単語帳』


https://www.amazon.co.jp/dp/479931873X


今回読んだのは書影にあるエッセンシャル版。
使われる状況やニュアンス、よくある不適切な使い方と適切な使い方のペアで説明されていて、単語の使い分けについて、とてもわかり易い。単語数が絞り込まれているので、逆に、それだけ覚えて使いこなそう、という意識になれる。単語がたくさん説明されていても、使えなければ意味がないのだ。使いやすさ、という意味でとても役に立つ本だ。


2019年11月11日月曜日

『ぼくらがアニメを見る理由』


https://www.amazon.co.jp/dp/4845918366

アニメ批評ブログの書籍化、のような本。実際には筆者はプロのライターで、これまでに書いた記事を集めたものである。筆者がいうに、批評とは作品を歴史の広がりの中のどこに位置付けるかを定める仕事らしい。本書の批評はその目的に沿っていて、単なるキャラクターや演出の良し悪しではなく、時代の流れの中での前作や他の作品との関係性、どのように他の作品に影響を与えたか、などを論じている記事が多い。

基本的には作品を見たことがあることを前提とした記事だ。見たことがない作品に関する批評はほとんど理解できない。目次などで、どのような作品が取り上げられていて、見たことがある作品があれば、その作品に対する俯瞰的な味方や分析的な味方は、楽しみ方の幅を増やすことができるだろう。

2019年11月9日土曜日

『GIRL CODE』

 アマゾンで検索してみると、色々出てくるが、今回読んだのはこの本。

 https://www.amazon.co.jp/dp/4909483403

アメリカの女子高生が、女子だけのプログラミングスクールで、生理タブーに関するゲームを作ったらバズって、その機会を捉えて成長していく話を、一人称で語っている。

本人たちも理解しているとおり、プログラミング技術としては苦労はしたがとくにすぐれtところは無いだろう。しかし、女子高生のプログラミングスクールというバックグラウンド、生理タブーに挑戦すること、プログラマーの女性比率、実際にアメリカで起こった事件などの目の付け所はよく、彼女たちのゲームは高評価を得た。もう一つ、よかったことは、きちんと作品として完成させて SNS で公開したこと。バズるかどうかは時の運もあるだろう。結果的にゲームはバズった。彼女たちが優れているのは、その機会をしっかりと捕まえて、インターンや人との出会い、自分の過去の人生と向き合いこれからの人生を再構築して、すごく成長できたところ。

ヤングアダルトの読み物としてはとてもいいだろう。オッサンには若干つらい。

実際のプログラミングの話は全く出てこず、女子高生のブログ的な内容ですぐ読める。面白いが読み返すことはあまりないし、それゆえ2270円はすこし高いという印象。キンドル読み放題で読むぐらいがちょうどいい。

2019年11月2日土曜日

『グッド・マス』

 https://www.amazon.co.jp/dp/4274218961
数学や計算機科学の入門書。本書で最も興味深いのは、やはり第VI部の計算機科学に関する記事たちだろう。有限状態機械、チューリングマシン、ラムダ計算、停止性問題などが、コード付きで出てくる。コードはいきなり Prolog やら Haskell やら Lisp やらが出てくるが、びっくりせずに雰囲気で読み進めていいだろう。
それよりも前のところでは、ペアノ算術、論理学、集合論、群論など、計算機科学と親和性が高い数学基礎論の啓蒙書となっている。 計算機科学のを理解するために必要な数学ではあるけれど、それとは別に、計算機科学が好きな人が好きな数学でもある。たとえば、ラムダ計算でチャーチ数を構成するためにはペアノ数の構成方法を使う、再帰の背後には数学的帰納法があり整数論が背景にある、など。

2019年10月13日日曜日

魚 いろいろ

ミネソタでもスーパーに魚は売っているが、サーモン、コッド、あってwalleyeぐらい。
Whole Foods は、スーパーの中でも魚は多いほうだと思うが、それでそれぐらい。
ミネアポリスにCoastal Seafoodという店もあるが、冷凍で高いし、種類も不足している。

ブリとかアジとかサンマとかは全く見かけない。

友人から教えてもらって、Favcoという冷凍魚の通販を試してみた。
メールで問い合わせをして、送られてくる用紙を印刷・記入・スキャンして返送する、アナログな感じ。
基本は詰め合わせセット、それにオプションを追加する感じ。
配送は、翌日着のFedexで来る。冷凍魚が発泡スチロールボックスに入って送られてくる。
けっこう雑で玄関先に置かれるかもしれないので、職場宛に配達してもらった。

https://jp2ak.com/




2019年10月10日木曜日

『医師が教える最善の健康法』

ブロガーでもあるNATROM氏の著書。

http://natrom.hatenablog.com/
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51ysVwqa07L._SX338_BO1,204,203,200_.jpg


著者は内科の臨床医だが、医師が勧める健康法、というよりは、医学論文やエビデンスに基づいて、やったほうがいいこと、やらないほうがいいこと、を紹介している。

特に気になったこと。
  • 過剰な検査は意味がない、過剰な検査は不要な治療に繋がり延命に繋がることは少ない。意味がある検診(マンモグラフィー、大腸がん、子宮頸がん)もあるので、個別に考える。
  • ワクチンの効果は大きい。
  • 赤肉・加工肉の害は大きい(タバコほどではないが)
  • 手洗い・うがい・マスクなどの効率的な風邪予防の方法。感染の原理を知り正しく実施すれば効果がある。

そういえば、以前、食事に関してもエビデンス紹介本を読んでいた。こういうスタイルが好きなのだろう。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

上の本を読んで以来、肉は鶏肉を中心として、毎朝ベーコン、などということはやめた。この本でも同様のことが言われている。継続しよう。

2019年10月9日水曜日

牛肉赤ワイン煮込み

高級・手間が掛かる料理のように思われていることも多い。
しかし、時間はかかるが作るのは簡単だ。



2019年10月6日日曜日

Twin City 10 Mile

だいたい、10月の第一週末に、Twin City Marathon というランニングイベントがある。5kのファミリー向けからフルマラソンまでいろいろな距離を走るが、今回は一番人気(抽選がある)で手頃な距離の10mileに参加した。

10月の twin city は黄葉・紅葉のシーズン。キャッチコピーは The most beautiful urban marathon in America。


2019年9月28日土曜日

自転車携行品

初心者向けの記事。

自転車に乗る時に持って行ったほうがいいもの。


2019年9月22日日曜日

Grand Teton National Park

Grand Teton National Park は、Yellowstone の南にある、別の国立公園。

火山地形でいろいろ噴出したり滝や渓谷などのダイナミックな地形が特徴的な Yellowstone と比べて、Grand Teton は氷河で削られた岩山が湖に映る、美しい公園。
写真はクリックで拡大される。


これらの Teton 山脈は断層による隆起で作られた比較的若い山脈で、断層の手前に湖と草地の平原が広がっている地形。美しさはだれもが認めると思うが、そこで何をしようとするかといえば、景色を眺めて写真を撮る。その次にすることは、山の周囲をハイキングすること。午前中は東から順光が山脈に当たるので写真を撮って、午後からは半日のコースでハイキングしてみることにした。

朝、Yellowstoneのホテルを出て南下し、公園に入り写真・ハイキングを楽しみ、夜は南のJacksonのモーテルに泊まる。翌日は、再び、Grand Teton と Yellowstoneの公園内をドライブしながら、その北のBZNの空港から飛行機で帰宅。

(Yellowstone編  https://cold-darkstar.blogspot.com/2019/09/yellowstone-national-park.html)

Yellowstone National Park

9月中旬に、長年のあこがれである Yellowstone National Park と、その南にある Grand Teton National Park に旅行に行ってきた。

間欠泉や温泉地形で有名な Yellowstoneだが、その名前の由来は Yellowstone Riverが削りとった大渓谷で、そこに落ちる Upper Fall、Lower Fallの滝も、公園を代表する景観。それら地形だけでなく野生動物も豊富。Bison、Elkはそこらじゅうにいるし(車道を横断していたりさえする)、狐、熊、オオカミ、鴨や鷹などの鳥も多く見ることができる。これらは観光バスやドライブで楽しむことができるが、さらに自然に分け入って歩いくトレールも多く、その先でしか見えない景観も存在する。




写真はクリックすると拡大される。
長くなるので、Grand Teton の分は記事を分ける。
https://cold-darkstar.blogspot.com/2019/09/grand-teton-national-park.html


2019年9月15日日曜日

Tettegouche Cabin

Tettegouche State Park 内に Cabin があって、テントを持って行かなくても宿泊できる。
不便と快適さをちょうどいい具合に兼ね備えている。

今回は、9月中旬の週末に泊まりに行った。



2019年9月3日火曜日

Snake River Campground

セント・ポールから車で 1.5hほど北にあるキャンプ場。気軽につかえてとても便利が良い。

別記事にある、オーロラを見る拠点に使ったが、単にキャンプをするだけでも楽しいところである。
この記事では、MinnesotaのPine City から東に行ったところにある Chengwatana state forest 内にある Snake River Campground について述べる。検索してみると、例えば Pine City 北西に Snake River State Forest の Campground もあることがわかるが、それについての記事ではない。他にも似た名前が多いので注意が必要だ。

https://www.dnr.state.mn.us/state_forests/forest.html?id=sft00012#cmp00008


Aurora

ミネソタは寒いしサマータイムのお陰で夏の夕方が長い。しかし、セント・ポールで北緯44度。Duluthで北緯46度程度。稚内が北緯45度ぐらいなので、そんなに高緯度地帯というわけではない。にもかかわらず、磁極がカナダにあるので、北米では比較的低緯度でもオーロラを見ることができる。



2019年8月25日日曜日

『ちいさい言語学者の冒険』

岩波科学ライブラリーのうちの一冊だが、中身は新書的で読みやすい。
言語学の原理原則を、子供の言語獲得・発達段階を追いかけることによって解説している。

たとえば、「みんな」は何文字?というトピックがある。
日本語を話す大人は「み/ん/な」と3文字で区切ることが多く、俳句などでも、そのように数えられる。しかし多くの言語では「みん/な」のように数えることが多く、音韻学的にも自然だそうだ。そして、子供の自然な理解では後者のように区切ることが多く見られ、前者のように3文字で区切ることは後天的な学習によるものらしい。

このような話題がいくつも紹介されている。

言語学とは何か?そこでは何を基準として言語を理解しょうとしているのか、ということの入り口がわかるような書籍になっている。期待したような入門書ではなかったが、言語学とはどういうものか、すこしだけ理解が広まった。



2019年8月13日火曜日

『マツダ 心を燃やす逆転の経営』

友人が推薦していた本。積んであったのだが、飛行機が遅延した待ち時間で一気に読んでしまった。



中堅自動車メーカーであるマツダの業績を回復させた開発手法に関するビジネス書。
その開発手法は「一括企画」「コモンアーキテクチャ」「フレキシブル生産」。

マツダの場合は中堅自動車メーカーであるので、商品は車。車の市場はこなれているので、十分に将来を予測することができる。また、車種は複数あれど車なので、大きくはみ出すものではない。一方で、トヨタなどに比べると開発リソースには限りがある。そこで生み出されたのが「一括企画」「コモンアーキテクチャ」という方法。

しっかり市場予測をして5~10年先の市場で求められる車(車種を含めて数種類)を一括で企画して、そこで求められる技術要素を先行開発する。開発された技術要素やデザインコンセプトは、その数種類の車種すべてで用いられる(コモンアーキテクチャ)。だから少ないリソースで、複数の車種を効率的に開発できる、ということ。また複数の車種を同時に開発し同時に生産することが前提となっているので、製造ジグの位置決めピン、掴み代、加工方法なども共通化して派生品を生み出しやすい設計にしておくことによってフレキシブル生産が可能となる。

実際にマツダの業績は回復しているし、目指すブランドイメージ(運転の楽しさ)を実現している製品群が出てきている。ただし、前提条件は、マツダに特化している。つまり、車業界であり技術がこなれており予測が立てやすい。企業規模とブランド絞り込みにより、車種も限られている。エンジン駆動で運転の楽しさがある乗用車。つまりEV、コスパ勝負、商業車などは対象外。こういった前提条件があるから、同じ技術で車種を作り分けることができるのだろう。コンサル的な手法によらずに、自らで考え出した開発手法で、業績とブランドを向上させている企業は尊敬に値する。

『恐竜の魅せ方』

子供が夏休みの読書感想文用として買ってきた本。著者は恐竜の図鑑や展示会の監修者。著者自身の仕事についても十分に書かれているが、恐竜の展示会を開催するにあたっては、さまざまな人と協業する必要がある。模型製作、発掘プロデュース、サイエンティフィック・イラストレーション、フィギュイア造形、広報、展示会場設計、施工管理、そして研究者。



それぞれの協業者自身が、それはどのような仕事であるか、なぜその仕事をするようになったか、どうすればその仕事をすることができるか、などを語っている。展示会にはいろいろな仕事が必要なことの説明だけでなく、そのような、一般的ではない仕事の良いガイダンスになっている。

語り口は平易で、上記の職業ガイド的な内容でもあるし、中高生の夏休み課題図書としては、非常に推薦できる。

著者は、現実に上野の科学博物館(科博)の恐竜展示を担当しているので、その意図をほs如で読んでから、あらためて地球館地下1階の恐竜展示を見てみるのも面白いだろう。

Fishing at Como Lake

ミネソタには湖がいっぱいあり、レジャーフィッシングが盛んだ。

もっとも簡単なコースとしては、湖のFishing Peer からのブルーギル釣りなどがある。
たかがブルーギルといっても、それなりのノウハウがないと、さすがに釣れない。
去年、簡単に釣れるだろうと思って竿を買って適当にやってみたが全然だめだった。
今年、あらためて、考えてやってみたら、入れ食い・大爆釣である。

とりあえず、魚を釣りたい人向けの入門記事を書いてみた。






2019年7月31日水曜日

EAA AirVenture

Oshkosh Air Show とも言われている。

去年(渡米1年目)の開催直後に、松浦氏の記事、その中で触れられている四戸氏の発言でその存在を知り興味を持った。曰く「米国の航空産業の全てがある」「飛行機のコミケ」。幸い、開催地の Oshkoshは隣のWisconsin州にあるので車で4時間だ。さらに、今年は開催50週年で、さらに、日本から「メーヴェ(Open Sky project M-02J)」が招待出展するとのこと。期待が高まる。





2019年7月29日月曜日

Duluth Air Show

7/20,21の土日に、Duluth でミネソタ(では)最大のエアショーがあったので行ってみた。
St. Paul から Duluth まで車で2h。そこから市街を通って会場の空港まで30minぐらい。

チケットは(ホームセンターの)Menardsで割引の前売り($25)がお得。ただし、一週間前ぐらいになると前売り券は返品されてしまうので、それよりも前に買いに行くのが良い。会場で当日券($30)も売っている。今回、2日前にネット販売の前売り券を買ったのだが、定価($30)+システム利用料($5)がかかって、もっとも割高であった。情報は大切。

9時開場。11時からエアショーがスタート。エアラインの発着などで休憩を挟みながら4:30ごろまで。
終わったあとは、駐車場から出口までが大渋滞。なかなか出れなかった。




2019年7月25日木曜日

辣子鶏(ラーズージー)

鶏とトウガラシを炒めたもの。
レシピの元は『衛宮さんちの今日のごはん31話

暑い夏に最適。ビールが進む。
翌日の弁当のおかずにしてもいい。







2019年7月18日木曜日

Bike routes

この記事では、ミネソタの、ミネアポリスやセントポール近郊のおすすめ自転車ルートを紹介する。

Garmin Connect を使って、おすすめの Bike Route を引いてみた。
もし、ガーミンデバイスを持っているなら、ダウンロードしてナビが可能だと思う。

ルートは、継続的に追加していく予定。

  • BIKE MAP
  • Strava global heat map
  • Garmin Connect
などを見ながら、実走してルート調査中。

探せば良いルートは実在する。良いルート(安全、走りやすい、景色が良い、達成感がある、美味しい食べ物、など)を走ることは、良いサイクリング体験の大きなウェイトを占めると考えている。楽しいサイクリングのために、ルート探求は今後も続けていきたい。

2019年7月14日日曜日

Kayak / Taylors Falls

ミネソタとウィスコンシンの間を流れる St. Croix 川は、水上アクティビティが盛んである。その上流にある Interstate State Park(Taylors Fall)から、カヤックで川下りをした。St. Paul からは車で1hぐらい。一日 $35(休日)でカヤック+パドル+ライフジャケットを借りれて、下流のOsceola(2〜3時間)または、William O'braien(5〜7時間)でピックアップしてくれる。

https://taylorsfallscanoe.com/canoe-and-kayak

2019年7月7日日曜日

Bean and Bear Lake / Superior Hiking Trail

まとめ

  • Bean and Bear Lake Trail は断崖から湖を見下ろす絶景が素晴らしい。
  • 往復ルートで駐車場から、Bare Lake Overlook まで行って昼食がオススメ。
  • トイレ、キャンプ場は期待できない。ループコースもよくない。往復コースの方がいい。





2019年6月16日日曜日

Superior Hiking Trail

記事のタイトルとは違い、今回訪れたコースは High Falls and Two Step Falls Hiking Trail という名前が付いている。

SHT(Superior Hiking Trail)とは同じ地域にあり、ごく一部を共有しているが、それの支流である。駐車場から日帰りで往復でき、初心者でも楽しめ、快適であり、見どころがある、というメチャクチャな要求を全て満たせそうなコースをいろいろと探した結果のコース選定。

スタート・ゴールは Tettegouch State Park の Visitor Center。綺麗な建物で、トレイ、給水、土産物、マップなどが入手可能。セント・ポールから Dulth まで約2時間、そこから North Sore(MN-61)で約1時間である。

駐車場からスタートして、途中、Two Step Falls に寄り、High Falls を見て、さらにその上流にかかっている Swing Bridge を渡ってから折り返してくる。Hiking Project のデータによると、往復で5.8km。Easy/Intermediate。Rate=5star。2つの滝は、どちらとも 12 Gems in Minnesota に選定されている。High Fallは、ミネソタで最も高い滝だそうだ。

実際、道ははっきりしており、ファミリーに最適。ほぼフラットでぬかるんでいる箇所は木の板が渡してある。感覚的にはEasy としていいと思うが、Two Step Fallsへの階段アクセスが Intermediate なのだろうか。天気にも恵まれ、とても楽しめた。5star の評価には間違いないと思う。


2019年6月9日日曜日

『ハードウエアハッカー』


書名は『ハードウエアハッカー』となっているが、いわゆるハッキングではなく、メイカームーブメントにまつわる、とても幅広い話題を扱っている。


https://www.amazon.co.jp/dp/4297101068






中身は、Part1については「EMSで行う小規模量産」のテキストである。通常のメーカー勤務であってもこの内容を身につけるためには2〜3年の実務経験が必要だろう。筆者は手探りで数年の経験、それをもとに行われたMITでの授業を書籍化してあり、短時間でポイントがつかめる。実務初心者も、まずこういった本を読んで知識をつけると良いだろう。製造BOMの話(どんな情報が必要か)、DFM(Design for Manufacture)の話、射出成形の話(現在の標準的な技術で可能なこと、制約)、検査ジグの話、工場の選定と付き合い方。今の担当製品の前任者にも、ぜひ読んでおいて欲しかった。

Part2は山寨について。ここまで明らかに解説されている文書は珍しいのではないか。西洋の法基準に照らし合わせると真っ黒だがテクノロジーの進歩との親和性は高いと筆者は言っている。章の後半は偽部品問題だ。幸い、私はまだ遭遇したことはない。

Part3はオープンソースハードウエアについて。文化的には最も興味がある章だが、仕事の参考書としては有用性は低い。筆者がオープンソースハードウエアビジネスを行ってきた軌跡について述べられている。ここで述べられている主張の中で私が最も合意できるものが「議論するより作ったほうが早い」である。また、筆者の2番目のプロジェクトであるオープンソースラップトップの開発について、詳細が述べられている。ラップトップパソコンという複雑なシステムを小ロットで投資を押さえて、かつオモロイように設計する過程が描かれている。こういったトレードオフはシステム設計の醍醐味だ。広い範囲に渡って細部の実装に至る知識が必要となる。

Part4はリバースエンジニアリングについて。かなり具体的で、その道の人ならではの技が解説されている。

根底に流れるのは、目の前に動いているものがあればその原理を理解せずに入られないという好奇心。それは、幼い頃に実際に動いている製品の回路図を見て、製品には仕組みがあって理解可能だというように刷り込まれた。そのような体験にも関わらず、コンピュータが急速に進歩してマイコンとソフトがブラックボックス化してしまった。しかし、現在の技術の進歩は再びハードウエアを取り扱うことができるようになったこと、その喜び。このへんに共感できるならば、本書を興味深く読むことができるだろう。

2019年6月3日月曜日

自転車用品(ヘルメット、ガーミン、タイヤ)

最近買った自転車用品について、とくに安全に関するものを記事化しておこう。

  • ヘルメット
  • ガーミン
  • タイヤ


2019年6月2日日曜日

Tour de Pepin

Lake Pepin を一周するロングライドイベント。
日本では、琵琶イチ(琵琶湖一周 200km)、淡イチ(淡路島一周 150km)などが一般的なサイクリングチャレンジとして知られている。それでいうなら、ペピイチ。わざわざイベントで走らなくても100mile(160km)ぐらいは好きに走ればよいのだが、アメリカはコンビニも自販機もなく、他の人の走行ログなども英語なので、うまい具合にロングコースを設定できていないでいた。走るきっかけになると思って100mileに申し込み。







South Dakota + Wyoming

5月の最終月曜日はメモリアルデーなので祝日である。数少ない祝日なので、金曜の午後〜月曜にかけて、サウスダコタの、Badlands National Park、Wind Cave National Park、ワイオミングの Devils Tower National Monument に行って来た。友人と2人のドライブで、走行距離は1542マイルに達した。





天気にも恵まれ、非常に楽しい旅になった。写真も多い。検索性向上のため、個々の訪問先は別記事にした。





Devils towre National Monument

ここはすでに South Dakota ではなく Wyoming 州(東端)。Wyomingの西端は、かの Yellow Stone National Park だ。なにか基準を満たさないのか、National Park ではなく National Monument だが、そびえ立つ溶岩の岩山を堪能できる。








Wind Cave National Park

Wind Cave National Park は、


主な見どころは、その名の通り洞窟。あとは、丘陵地帯に生息するバイソンとプレーリー。
洞窟へは、勝手に入って自由に見学するスタイルではなく、かならずガイドツアーに参加しなければならない。





2019年5月29日水曜日

Badlands National Park

サウスダコタの中西部にある国立公園。グランドキャニオンみたいな侵食したダイナミックな地形が特徴。ミネアポリスからは車で7時間ぐらい。


写真を貼りながら記録を書いていく。

レンズは主に、EF-S 15-85。今回は晴天なので偏光フィルタを付けて空の青さや岩の陰影を強調してみた。動物は Tamron 70-300 を使用。写真はクリックすると大きくなる。

2019年5月4日土曜日

Laura Ingalls Wilder Museum

『大きな森の小さな家』で始まる、シリーズもののアメリカ開拓物語がある。舞台はウィスコンシンからサウスダコタ一帯。日本でもテレビドラマで『大草原の小さな家』シリーズが放送された。アメリカ開拓時代の、著者・ローラ・インガルス・ワイルダーの実体験を元にした自伝であり、日本でも愛読者が多い。

妻・娘が愛読者であることもあり、関連博物館を訪問した。
関連する土地にいくつか博物館があるが、セント・ポール近郊のペピン湖の畔にも1件ある。作者が生まれた地がペピン近郊の森の中の小屋『大きな森の小さな家』という縁だ。小屋のレプリカもある。

https://www.lauraingallspepin.com/




ミネソタ観光

ゴールデンウィークに家族が日本からやってきた。あいにく天気が悪く、寒い日が多かったが、訪問した箇所をまとめておく。ミネソタへの日本からの来訪者をどこに連れて行けばいいか、参考になるかもしれない。

子供も大きくなり、各人の興味範囲が個別化していくなか、みんなの希望を調整してあつまって行動するのは計画が難しい。そのうえ、時差ボケ・体調不良・学校の宿題・天候などでフル稼働も難しく、スケジュール調整は頭を使う。



2019年4月21日日曜日

(半)生卵

生卵を食べれるのは日本だけ。外国ではサルモネラ菌に汚染されているので生卵を食べては行けない、とよく言われている。事実、アメリカではFDAはサルモネラ菌の検出を理由に、卵の生食を推奨していない。実際にはアメリカの卵でもサルモネラ菌に汚染されているのは稀だし、日本の卵も無菌ではない。

今日はイースターなので、卵を食べる。せっかくなので、卵を低温調理で殺菌して、卵かけご飯にしてみよう。




2019年4月16日火曜日

『おカネの教室』

ネットで話題になっていた本。内容で、というよりも、本書の成り立ちの方を先に知った。経済記者である筆者が自分の子どもたちのために書いた物語風の解説が、Kindle自費出版、商業紙出版となった。その過程を先に知ったのだ。

https://note.mu/hirotakai/n/n0dbf7038bc59





2019年4月7日日曜日

サドル交換

自転車のサドルがボロくなってきて、ウエアにダメージを与える状態になってきていたので交換。

Sera Sanmarco aspide -> Shimano PRO Turnix(132mm)

ボロい以外の不満は無かったので、形状、幅など、ほとんど同じものを選定した。
米国人は尻がデカイのか幅広サドルばかりで幅狭の選択肢が少ない。
ついでに、シートポストを Richey PRO → Richey WCS のデットストックで持っていたものに交換。
軽量化したがロゴが一部隠れてしまった。

きちんと前後位置や高さを計測したのと形状がほとんど同じなので、交換後も違和感なく同じポジションで走ることができた。新しいサドルはクッションがヘタってなくて心地よい。



2019年4月6日土曜日

自転車の整備(オイル編)

詳しい人にとってはあまり正確ではないかもしれないけれど、初心者向けの自転車整備の注油編。

自転車整備に必要なケミカル類としては大きく4(+1)つに分けられる。

  1. グリス
  2. チェーンオイル
  3. スプレーオイル
  4. デグリーザー
  5. ワックス
それぞれの中に細かい分類があるが、上記4つは特性が異なるので使い分けが必要となる。


2019年4月4日木曜日

『飛行艇時代』



サブタイトルが 映画『紅の豚』原作となっている。モデル・グラフィックスという模型雑誌に宮崎駿が不定期連載してた、飛行艇に関する記事が映画化されたものが、映画『紅の豚』である。本書は、その雑誌連載にインタビュー記事や同時代の飛行艇に関する考察をまとめたもの。

完全にマニア向けで一般人が読んでもあんまり理解できない話が多いと思うが、創作というのはそういうものなのだろう。細部のコダワリと妄想とエンターテイメントがうまくバランスしていることがよくわかる。

 


2019年3月26日火曜日

雪解け洪水・冬の終わり

私にとっては初めてのミネソタの冬だが、この冬は積雪が多かったようだ。

春になって、一気に暖かくなると雪解け水でミシシッピ川が増水して溢れ出してきた。

それほどめずらしい現象でもないらしく、ローカルの社員の人が「今年は雪が多かったから川が溢れるね」と冬の間から予想していたぐらいだ。



アメリカの古い大地を侵食しながら、ミシシッピ川は流れている。なので、川岸は断崖地形が多いのだ。しかし、セント・ポールは上流のミネアポリスにあるセント・アンソニー滝の下流で、船で遡上できる上限の荷揚げ地が街の起こりである。今の街の名前はロアータウン(Lower Town)。低い街、ではなく荷降ろし場である。川岸も荷降ろしに便利なように低い地形になっている。川が増水すると冠水することが多いようだ。


チリコンカン


たまにはアメリカ料理でも。

トマトや豆をひと缶使うと大量に出来上がるので弁当のおかずに。





2019年3月17日日曜日

うにく

ネットで話題の悪いヤツ。うに+にく=うにく。

日本とは違い、刺身用の霜降り肉和牛は手に入らないので、ホールフーズで、安めのTriTipの塊を買ってきて、低温調理する。牛肉は、55℃で調理すれば赤身のまま火が入る。1〜1.5時間もあればだいたい中心部まで火が入る。さらに、そのまま55℃を保つことによってスジ成分や脂肪成分がトロトロに柔らかく変化する。シチューやラフテーが柔らかいのと同じ理由だ。単なる赤身ではなくスジや脂身が軟化した低温調理肉は、また別の味わいだ。




2019年3月13日水曜日

Winter landscape in Saint Paul

夏時間が始まった 3月10日(日)、前日に雪が降って、雪景色の撮影日和となった。

前日から雪予報であったため、「夏時間、だけど雪」みたいなツイートをしようと外に出た。ところが、気温も比較的高くて(-3℃ぐらい)湿った雪が樹木に付着していたり雪面がきれいだったり、比較的晴れていたりと景色が美しい。カメラを取りに帰って市内を散策した。

結果的にはそこから後は気温が高くなったので、最後のチャンスだったようだ。


有名な大聖堂(Cathedral)。いくつか、濃い目に現像してみた。
カメラは Canon EOS-70D。レンズは Sigma 24mm F1.4。


2019年3月5日火曜日

日本への郵便

日本への荷物の送り方。

日本にUSBメモリを送る必要があった。手続きや費用などをメモしておく。


2019年3月4日月曜日

低温調理でチャーシュー

週末、天候が悪くて外に出れない時などに、長時間かかる低温調理を仕込むのは良いアイデアだ。作りおきしておけば弁当のおかずになる。

今回は焼豚。


2019年3月2日土曜日

Buck Hill(Ski)

もう3月になるが、雪もたくさん降っているし十分寒いのでスキーに行って来た。
近郊にも Afton Alps などもあるが、今回は Saint Paul から車で30分ぐらいI-35Eを南方に向かった Buck Hill に行って来た。

Early Bird という午前中券(9:00-12:00)があって、休日料金 $27 と割安なのだ。レンタルはフルセットで $29(ヘルメット含まず)。スキーウエアは持っていないが、冬のアウトドア活動をする服で何の問題もない。



2019年2月18日月曜日

Ice Fishing

日本でも、氷上でワカサギ釣りなどが楽しまれている。
ミネソタでも、Ice Fishing と言って、冬期に凍った湖や川に穴を開けて釣りを楽しむことが行われている。
釣具屋では、竿などの他に、ドリルやシャック(小屋)もたくさん売っていて、盛んなことがよくわかる。

狙いや仕掛けによっては、パイクなどの大物が釣れるが、初心者でもブルーギルなら簡単に釣れる。

友人がレンタルシャックを手配してくれたので行ってきた。





Snow tubing

Snow tubing とは、雪の斜面をタイヤのチューブに乗って滑り降りる遊び。

セント・ポール近郊では Green Acres にゲレンデがある。
会社の同僚に誘われて行ってきた。

諸事情により禁止されてた「滑る」系の話題が解禁されたので記事化する。